30代 転職インタビュー

30代転職インタビュー

入社のきっかけは「なんとなくバイトを探していて」でしたね(笑)

31歳の時に前の仕事(学習塾)を辞めてしまったんです。
辞めた理由は、本当にささいな理由でした。
その時に「このまま人生終わっていくのかな…それは嫌だなぁ…」と焦りや不安を感じていました。

でも、30代での転職は難しいですし、ここから収入を上げたり、やりがいのある仕事に就ける可能性はもう無いと思っていました。
なにせ前職の学習塾では塾長をやっていましたが、そんな経歴は20代半ばでも得られますし、それまでの営業職の経験も人並みより中の上程度の結果のみで、ましてや特別な資格を持っているわけでもなかったので、沈んだ気持ちで毎日を過ごしていました…そういえば、このとき彼女にもフラれました(笑)

そんなウツウツモヤモヤした気持ちで転職サイトのエン・ジャパンを見つつ、つなぎのアルバイトも探していた時に偶然見つけたのが「幹部ナビ」(シンデレラグループの求人サイト)でした。

面接官に「アルバイトの顔じゃないよ」て言われました(笑)

そんな、なにげなく見つけた幹部ナビで「メールオペレーターのアルバイト募集」があり、年齢制限もなかったので、とりあえず応募しました。
志望動機なんて「短期の仕事」「通いやすい」「日払い」だったからで、きちんとした動機なんてないままふらふら~と軽い気持ちで面接を受けに行きました。

面接をしてくださったのは幹部の方でした。
綺麗なスーツにパリッとしたシャツ、ネクタイにも寸分のゆるみすらなく「銀行員みたいな方だな」というのが第一印象でした。
話し方も丁寧で、わかりやすく、こちらの呼吸や反応にあわせて話をしてくださり「風俗ぽさがないし、きちんとした会社なんだなぁ。アルバイトだから私服でいいかとも思ったけど、念の為、スーツ着てきて良かった」とホッとしていたときに「宇佐美さんは、アルバイト応募ですよね?でも…アルバイトって顔じゃないよね?」て言われて「顔!?」と驚いたのを今でも覚えています(笑)

でも、その後「店舗か総務で仕事しませんか?正社員で」と提案され、仕事の魅力と難しさを熱く説明してくださり、ふと気付いたら、正社員として入社することになっていました(笑)

昼休みは8分で牛丼を食べて、残り52分は本屋で勉強していました

入社してからは、とにかく足りない経験と知識を得ることに必死でした。
なので、朝は始業時間の1時間前出社、夜も遅くまで、昼休みは安くて早くてお腹が膨れる牛丼で済ませ、残りの時間は本屋で業務に関係のある本を立ち読みし「これは活かせる!」と思った内容は携帯メールで会社のパソコンに送って、即業務に活かすというルーティンを毎日おこなっていました。

今振り返ると「人生をこのまま終わらせないで済むかもしれない」と面接で感じさせてもらったからこそ、30代でも、20代の子みたく必死に頑張れていたんだと思います。
(あっ、でも、こんな働き方してると体壊すので、ほかの人にはすすめませんよ(笑))

そんな全力疾走な働き方と、まわりの方々のバックアップのおかげでいくつかの仕事で成果を出していたところ、入社数ヶ月でけっこうな「昇給」をして頂きました。
あの時は嬉しかったですね。
お給料もでしたが、なにより「こんな自分を評価してもらえたんだ!」というのが大きかったです。

「出来ないなら出来ないって言え!!」てものすごく怒られました(笑)

その後も、仕事に没頭する毎日でした。
色んな事を任せてもらえるのが嬉しく、様々な経験を積み自分自身が充実していくことが快感でした。
自分からも提案し仕事を作り出していたので、ふと気付くと3~3.5人分の仕事量をこなすことになっていました。

でも、その量をこなしていると「抜け」が出ちゃうんですよね。
タスク管理はしているつもりだったんですが、指示されていたそこそこ重要な業務を連続して3件も放置したまま忘れてしまっていたんです…

その結果、(面接を担当してくださった)幹部の方に呼び出され「出来ないなら出来ないって言え!!頑張ってるのはわかるが、出来もしないのに引き受けるな!!」て怒られました。
あの時は採用して下さったのに期待に応えられていない事への申し訳なさと、自分が自分の充実感のみを追求しまわりが見えていなかったことへの情けなさでいっぱいになってしまい、その日どうやって帰ったかもおぼえていません(笑)

30代でも「失敗してもいいから、失敗から学んで成長するように」

そんな一件があった翌朝、まだダメージが丸々残っている私でしたが、怒ってくださった幹部の方はニコニコの笑顔でした…
昨夜をひきずる様子がみじんもなく、あまりに笑顔なので、逆にこわくなりました(笑)

でも、その後シンデレラグループで仕事をしていてわかったのですが、一生懸命やった結果の失敗でマイナス評価をする社風ではないんですよね。
怠けていたり手抜きしていたら別ですが、一生懸命頑張って、努力して、その結果の失敗であれば「失敗を注意した上で、次のチャンスをくれる」んです。

世間一般では30代になると「こんな失敗するようじゃ使えないやつだな」てけっこうすぐ「×」の評価をされてしまうものですが、うちははそういうところはないと思います。
これって、けっこう素敵ですよね?

「同年代のひとと、切磋琢磨しながら、一緒に頑張りたいですね」

30代って色々と人生を考える時期ですよね?
将来に希望を持てている方、明るい未来を想像できている方はそのままその道を歩んでいってもらうのが一番だと思います。

でも、そうではない方もいますよね?
私みたいに、人生に不安を感じていたり、自信を失っている方もいると思うんです。

そんな同年代の皆さんには、まだ可能性がある事を知って欲しいです。
あなたにはまだ可能性があり、あなたの経験を高く評価する会社があり、頑張りたい気持ちにこたえてくれる仲間がいる事を。

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