SEO(検索エンジン対策)担当の私は先日、ZOZOの前澤社長の退任会見を見て思わず涙した。
https://www.youtube.com/watch?v=DqlSGO7BAxc
涙のわけは、彼の人間性の素晴らしさに感動したからというのが8割で、
残りの2割は・・・同世代である彼と私の現状の差が何とも悔しかったからだ。
彼がZOZOの前身である【スタートトゥデイ】を千葉の実家の六畳一間で創業したのは、21年前の1998年5月。
その数年前の早稲田実業高校在学中、通勤電車中のサラリーマンが皆暗い顔をしているのを見て「あんな風にはなりたくない」と思い、
普通にエスカレーターで早稲田大学に進学して大企業に就職するという未来を、早々に見切ったという。
一方1998年5月当時の私といえば大学6年目の春を迎え就職活動中で、ただでさえ就職氷河期の時代に、その時点ですでに二回留年していたにもかかわらず「大企業しか行きたくない」というブランド志向にこだわり、当時の4大銀行・3大証券・6大商社などの面接を受けてことごとく撃沈していた。
そして、自分が受け入れられないのはそういう社会に問題がある、と世の中のせいにしていた。
あれから20年・・・
前澤氏は総資産数千億円を保有するに至り、
私は「高級デリヘルを毎日呼ぶ」という慎ましい目標に向けて、日々相変わらず試行錯誤している。
なぜこうも差がついてしまったか?
20年前の私は学生をしながら、築地の朝◯新聞東京本社の経済部で契約社員として働いていた。
そして当時の経済部デスクに就職相談をした際、
「これからの時代、従来の大企業にこだわるのは正解とはいえない。インターネット全盛の時代が来るから、IT系ベンチャー企業の方が絶対やりがいがあって面白いと思うよ」
と言われていたが、一切聞く耳を持たなかった。
ところが20年以上経った今振り返ると、あの時の経済部デスクの助言は真実だったと言わざるを得ない。
前澤氏と同じく私と同世代である堀江貴文氏やサイバーエージェントの藤田氏などは、あの頃すでに未来を見据えて動き出していた。
(また同じ頃、風営法の改正によりデリヘルが解禁され、動き出した人たちがいた)
彼らと私の違いをもたらした違いは何だったのか?
結局は、彼らに見えていたものが私には見えなかった、という一言に尽きるだろう。
人生とはつくづく、ある大事なことが「見えるか見えないか」次第だと思う。
それが見えれば必要な行動は自ずとついてくるのだ。
それを見えなくしているのは固定観念だとよく言われる。
そのような固定観念は、N国の立花先生のように「ぶっ壊す」必要がある。
今自分に見えてるものがすべてではない。
見えていないものがある。それは何か?
それを見えなくしている固定観念は何だろう?
それをぶっ壊したい。
今からでもまだ遅くはない。
Let’s start today
時代は過ぎていく・・・