「恋人の街」として知られ、山下公園などの数多くのデートスポットを持つ横浜。
観光地としても人気を誇る街ですが、街の奥に入っていくとあっという間に風俗街に早変わり。
その中心地である曙町には、ヘルス店が多く立ち並ぶメインストリートの「親不孝通り」などがあります。
そんな横浜きっての風俗街である曙町について調べてみました。
曙町と風俗
横浜エリアには、シンボルであるランドマークタワーをはじめワールドポーターズやコレットマーレなどの大型商業施設、そしておしゃれなレストラン、さらに関内まで歩けば山下公園や中華街などの観光スポットなどがたくさんあります。
そのため風俗とはあまりリンクしないようにも思えますが……人が多く出歩く街だからこそ、風俗店は多く栄えます。
もちろん、デートスポットとなりそうなエリアにはそうしたお店は全くありませんが、関内駅から歩いて10分ほどのところにある曙町はそうした色合いが濃くなる街で、風俗街としては関東でも最大級の規模を誇ることで知られています。
曙町が風俗街として栄えるようになったきっかけは戦前のこと。
かつては銘酒屋と呼ばれるいわゆる「ちょんの間」のお店が多く乱立した地域でした。
太平洋戦争中に空襲を受けたことで焼け野原となりましたが、戦後もその傾向は色濃く残り、国道16号線沿いに並走する裏通りは通称「親不孝通り」と呼ばれ、数多くの風俗店が立ち並ぶようになりました。
そして港町・横浜には多くの外国人がやってきたため、昭和30年代から40年代にかけては例えばギリシャ人の船員たちのためのお店などが多数栄えていました。
1990年代に東京都の条例により都内の多くの風俗街が縮小傾向にあった一方で、その規制外にあった曙町は拡大傾向を強めました。
もともと都内からでも電車に乗って30分ほどで到着するという好アクセスを誇る街だった横浜は、すぐに風俗関係者から注目されるようになり、多くの風俗店がこの曙町に集中しました。
現在でも曙町に店舗型の風俗店が数多くあるのは、その時の名残といっても過言ではありません。
曙町の伝説の娼婦「メリーさん」とは?
かつてはちょんの間などの裏風俗店が多数あったことで知られる曙町。
その傾向は戦後もしばらく続き、立ちんぼと呼ばれる女性たちが多くいました。
中でも未だに語り継がれているのが「メリーさん」。
横浜出身の30代以上の男性に聞けば、まず知っていることでしょう。
「メリーさん」とは曙町や小金町など、横浜の歓楽街でたびたび目撃された売春婦。
いわゆる立ちんぼスタイルで毎晩お客さんを獲得していた娼婦ですが、そのインパクトが抜群でした。
まるで歌舞伎役者のように白く塗った顔にフリルの付いた純白のドレスがトレードマークのメリーさんは一目見れば忘れないだけのインパクトがありました。
そんなメリーさんが一躍注目を集めるようになったのは1980年代のこと。
当時60代だったメリーさんですが、現役の立ちんぼとして活動し、なおかつそのいでたち……
「横浜にいる不思議なおばあさん」というキャラクターでメディアに注目されるようになるとその名前は全国区になっていきました。
しかし、娼婦として生きてきたメリーさんにとって全国区の知名度は不要なもの。
さらに立ちんぼ自体が法的にはグレーゾーンの職業のため、その盛り上がりは一瞬にしかすぎませんでした。
1990年代に入るとさすがのメリーさんも目撃する場面が減りました。
当時でもう70代というおばあさんであることを考えれば妥当なところでですが、その話題性とインパクトからたびたび目撃情報が出たこともありました。
思えば筆者も幼少期、山下公園に遊びに行った際、真っ白なドレスのような服を着た老婆を見た覚えがありますが……
今思えばあれがメリーさんだったのかもしれません。
その強烈なインパクトは子ども心にも鮮烈に残るほどでした。
そんなメリーさんは横浜のアンダーグラウンドな世界では今でも語り継がれる方で、これまでに歌に歌われたことは幾度もあり、何度も映画化されています。
メリーさん自体はすでにこの世を去っていますが、そうした作品が今でも残っているので興味のある方は探してみると新たな発見があるかもしれません。
現在の曙町
ちょんの間や立ちんぼなど、ここまでを見ると曙町は裏風俗のメッカのようにも思えますが、2000年代になると警察の取り締まりが厳しくなったことでそうした裏風俗は一切排除されました。
現在は風営法に準拠した優良な風俗店ばかりが軒を連ねています。
ラブホテルがいくつもあるため、デリヘルやホテヘルも盛んに営業していますが、曙町の魅力は何と言っても店舗型ヘルス。
デリヘルやホテヘルだとホテル料金も別途支払わなければなりませんが、プレイルームがセットになっている店舗型ヘルスはそうした料金が不要。
その分リーズナブルな価格で遊べますし、逆にホテル代になっていた分をプレイ料金に上乗せして遊ぶことだって可能です。
そうした店舗型ヘルスに在籍している女の子たちはというと、お店からしっかりマナーやルールを教え込まれているため、サービスも抜群。
ホテルで男性客と2人っきりになるホテヘルなどとは違い、すぐ近くに店員がいるという安心感があるためか、この業界が初めてという女の子も多く集まる傾向があります。
初々しい女の子と遊ぶときには積極的に利用してみるのもいいかもしれません。
曙町のアクセス
曙町の最寄り駅となるのは横浜市営地下鉄の「伊勢佐木長者駅」。
横浜駅から走っている地下鉄なので、都内からやってくる場合もアクセスは抜群ですが、横浜市営地下鉄は乗車料金が比較的高いのが難点。
多少歩いてもいいという方はJR関内駅から行くのがオススメです。
歩くといっても徒歩10分程度の話で、向かうまでの道のりに数々の居酒屋はもちろん、キャバクラやガールズバーなどの女の子楽しく飲めるお店も多く軒を連ねています。
こうしたところに立ち寄ってからテンションを上げていくというのもありではないでしょうか。
曙町のまとめ
関東屈指の風俗街として主に店舗型風俗店が軒を連ねる曙町。
おしゃれな印象の強い横浜に数多くの風俗店があるというのが少々意外ですが、そうした意外性を味わってみるのも面白いことでしょう。
都内からもアクセスしやすい街なので、一度遊びにいってみてはいかがでしょうか。