風俗男性求人でよく見かける「稼ぎやすい!」という言葉。
この甘い言葉からイメージするのは、
・短期間で高収入をGETできる
・特別な能力、技術がなくてもお給料をたくさんもらえる。
・苦労をそこまでしなくても稼げるようになれる。
ーといったものですが。これ「本当」だと思いますか?
結論を先に言えば「NO」です。
もしこのイメージどおりなら「すべての風俗スタッフが高収入」のはずです。
でも、街なかで見かける風俗店のスタッフ全員がそんなにお金もちに見えますか?
ヨレヨレのワイシャツ、サイズが合っていないスーツ、ペラペラなネクタイ、伸び気味の髪、こんなひともいますよね。
という事は、残念ながらこのイメージどおりではないわけです。
では、風俗男性求人のリアルな「稼ぎやすさ」はどれ位の難易度なのでしょうか?
まず、中小の風俗店は短期間で店長やマネージャーといったポジションに努力や苦労の量もさほどではなく昇格しているひとは多い印象があります。
これの理由は「競争相手となる社員数が少ない」「競争相手の社員のレベルが低い」「人材不足なのですこし力があるだけでも評価され抜擢される可能性が高い」などかと思います。
一見すると「いいじゃん!稼ぎやすいじゃん!」と理想的に見えると思います。
でも、中小の風俗店の店長はコロコロ変わりますし、給料が下がってもいいから辞めて転職するひとが多いです。
これはなぜか?
たとえば、不良ばかりの学校に行けば成績TOPになれます。
でも不良ばかりの学校は危険だし、トラブルに巻き込まれるし、就職の際にマイナスに見られるし、安定とか安心があまりにも欠けています。
だから、まっとうな生徒は学年TOPになれなくてもいいから、他の学校に転校します。
中小の風俗店もこの構造と同じです。
たしかに稼げるけど、それ以外の要素があまりにヒドい為、収入だけではなく人生全体のバランスを考えて辞めていくんです。
そう考えると、この中小風俗店の「稼げる」というのは「一時的には稼げる」というのが本当の姿です。
では、角度を変えて「大手風俗グループの稼ぎやすさ」を見てみましょう。
まず、大手風俗店で店長や主任、マネージャーだったひとが辞めて転職する例を目にすることは多くはありません。
これはそもそもの大手風俗店と呼ばれる大規模の風俗店がすくなく、役職者の人数の母数もすくないので、おのずと目に触れる機会がすくなくなる背景があります。
ただ、それにしても本当に少ないんです。
これは、中小風俗店に比べて企業体として「安定」しており、給料額も「けっこう高収入」で、休日日数や福利厚生なども充実し、総合的なバランスがとれているため「辞める理由がない」という事情もあります。
そして、「稼ぎやすさ」のイメージである「短期間で」「努力すくなめで」はどうかというと、これは中小企業に比べると期間は長くなり、努力も必要になります。
期間は「努力しだい」ではあるものの、おおよそ半年程度はすくなともかかる、と見て良いとおもいます。
もちろん、もともとの経歴やセンスしだいではもっと短期間で店長などに昇格する者もいますが、それはレアケースなので、半年から2年程度が一般的です。
で、この「努力」はどの程度すればいいかと言うと、学生時代の部活で県大会に出場できるかどうかギリギリくらいのチームのレギュラー選手くらいの頑張りで良いと思います。
地域や部活によって県大会進出の難しさはバラバラですが、すくなくともランニング、筋トレ等の基礎練習を毎日欠かさずおこない、自分のプレイを撮影し研究し、プロ選手の技術を学び、練習試合での失敗を振り返り足りないモノを普段の練習に追加し、チームメイトとのレギュラー争いをしつつもチームワークが壊れないよう人間関係にも配慮する、これくらいの努力をすればだいたいの大手風俗店でも稼げるようになると思います。※部活の練習に参加しているだけ、練習試合でちょっと頑張っているだけ、のうすい努力では稼げるようにはなりません。
ーということで、風俗業界全体の「稼ぎやすさ」を振り返ってみると、皆さんがイメージするような「夢」のような稼ぎやすさはないということになります。
素直で性格がまっすぐな良い人ほど「夢」を連想しやすく、風俗店の「うちは稼ぎやすいよ!うちで働こうよ!」という無責任な甘い言葉にひっかかりやすいので、どうかお気をつけください。
そして「稼ぐには努力が必要」ともともと分かっていらっしゃる方は、中小風俗店ではなく、大手風俗店のなかでも人事評価制度がしっかりあるところを選ぶのがおすすめです。
「どうせ風俗業界で働くのであれば稼ぎたい」とお考えの皆さんが、すこしでも良い会社と出会えることを祈っています。