風俗の男性求人を見ていると「ものすごく稼げる」とか「まじめな会社です」とか「福利厚生ばっちり」といったキャッチコピーを見かけます。
ただ、既に皆さんがご存知のとおり、これらの多くは「嘘」です。
求職者の方を「だます」ことで、スタッフを集めようとする風俗店の利己的な嘘です。
そんな嘘から身を守るための注意喚起として「風俗男性求人で風俗店がよくつく嘘TOP5」をご案内します。
「風俗男性求人でよくある嘘TOP5」
①「まじめ」をアピールする。
これ、よく見かけます。
たしかに業界内部から見ても「まじめ」な会社はあります。
でも、そういった本当にまじめな会社は「まじめ」なんて自分では言っていません。
だって、まじめなひとは自分のことを「自分なんてまだまだです」と謙遜するので、高らかに「私はまじめです!」とは言わないです。
実際、まじめをアピールしている風俗店が、他社の求人ページの文章をまるごとコピーして、写真と文字をすこしだけ変えて盗用していたことがあります。
詐欺師ほど「まじめさ」「誠実さ」をアピールしますよね?
それはそうした方が「騙しやすい」からです。
風俗男性求人も前面に「まじめ」を打ち出している場合、本当にまじめだからというよりも、「まじめと宣伝すると、風俗業界のなかで目立つし、ひとを疑うことを知らないすなおな人がひっかかってくれるから」です。
なので、この戦略性を「おもしろい」と捉えるのはアリですが、すなおに「まじめなんだ!すごい!いい会社だ!ここに決めた!」と判断するの用心した方がいいです。
②「風俗営業許可」と書いている。
この「風俗営業許可」には2つの間違いがあります。
1つめは、風俗店は「風俗営業」ではなく「性風俗関連特殊営業」です。(風俗営業は「キャバクラ」や「パチンコ」です)
2つめは、「風俗店」に対し、「警察(正確には公安委員会)」は「許可証」は発行しません。(発行するのは「届出確認書」です)
まっとうな風俗店であれば「法律」にそった経営をする為「風営法」を学びますので、こんな「初歩的なミス」はしません。
法律への理解がない風俗店は、その無知さゆえに法律をおかし「摘発」されるリスクを常に抱えています。
トラブルに巻き込まれ、警察沙汰や、ニュースに名前が出てしまうのを避けたいのであれば、こういった風俗男性求人は避けることをおすすめします。
③「銀行借入なし」と書いている。
これも時折見かけ「銀行に借金ないんです!すごいでしょ!」とアピールし、すなおな求職者の方は「へーすごいなー」と感心してしまいます。
ただ、そもそも銀行は風俗に絶対にお金を貸しません。
業種としてNGなので借りられるはずがないんです。(業種を偽って借りているところもあるかもしれませんが)
なので「銀行借入なし」は「銀行がお金を貸してくれないので銀行からの借金はありません」という事であり、なんの意味もないんです。
又、まともな風俗店の経営者であれば「銀行借入なし」ではなく「無借金経営」といった表現を用います。
聞こえのいい言葉で求職者を釣ろうとしつつも、言葉の使い方が浅い風俗店にはご注意を。
④「稼げる」と書いてあるのにスタッフの身なりがよくない
風俗男性求人あるあるですが「稼げます!」「初任給50万です!」と書いてあるのに、スタッフの写真が安っぽい風俗店は要注意です。
掲載されているスタッフの写真のスーツ、シャツ、ネクタイ、時計、ベルト、靴をよく見てください。
ちゃんとしたモノを身につけていますか?
こういった写真は会社の顔になる写真なので「いちばん良いもの」を身につけます。
「普段着」ではなく「いちばん良いもの」なんです。
稼げると書いている風俗店の、顔になるスタッフの、いちばん良い服・装飾品が「安っぽい」なんてことはおかしいんです。
風俗店で稼げる立場、役職者にもなれば、社内だけではなく取引先の偉いポジションの方ともお会いすることになるので、それにふさわしい身なりを整えます。
高級なものではなくても、すくなくとも「安っぽい」と感じられるようなモノで表に出ることはありません。
なので、「稼げる」と書いているのに「写真のスタッフが安っぽい」風俗店には気をつけてください。
(身だしなみチェックポイント「ネクタイの結び目がゆるんでいる」「ネクタイが長すぎる、短すぎる」「ワイシャツがスーツの袖口に出ていない」「シャツのいちばん上のボタンをとめていない」「ジャケットのサイズが合っていない」などなど)
⑤「社会保険(健康保険・厚生年金保険)」と書いている。
これも法律を遵守していない可能性が高い風俗店に見られる、要注意ポイントです。
社会保険というものは「健康保険」「年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4つの保険の総称です。
2つではないんです。
この4つはどれも大切なものであり、働く社員の生活を守るものです。
それなのに「健康保険」と「厚生年金保険」しか書いていないのはおかしいです。
一般のひとがこういった知識がないのはふつうですが、会社としてこれを把握していないのは「本当は社会保険に加入させてないのでは?」と不安になります。
先程の「風俗営業許可」と同様に「法律」を守っていなかったり理解が浅い風俗店で働くことは、ご自身の人生にリスクを抱えることになりますのでご注意ください。
まとめ
風俗店は、ふつうの企業と同じように「利益」を追求する為、社員の確保にも必死です。
この「必死さ」自体は悪いことではありません。
必死ゆえに、より良いひとに入社してもらえるよう待遇を良くしたり、働きやすい環境を会社は整えるので。
ただ、そういった企業努力をせずに、小手先の言葉で求職者をだますのは話が違います。
業界内でも、こういった小手先風俗店は「そういうことしてるから風俗業界の評判が悪いんだ」と冷たい目で見られています。
ご自身の「人生を大切に」するためにも、こういった危うい嘘に引っかからない「本物を見極める目」を養ってください。
おなじ業界に身を置く立場として、皆さんが笑顔で日々をせごせることを願っています。