以前に私が書かせていただいた「顔射」についてのコラムの中で、顔射のやり方やその醍醐味について様々な角度から検証しました。
そして今回のテーマは、顔射に限らず男性が最もフィニッシュを実感できる瞬間「射精」における「精液の量」についてです。
もし、射精の際に精液の量が少なかったり、あるいは全く出なかったらあなたはどうしますか?
精液の量と女性の反応
「どぴゅっ!」
これは射精のオノマトペとして最もよく使われるフレーズです。
勢いのある射精はやっぱり爽快感があるし、男として根拠のない自信に満ち溢れる瞬間でもあります。
きっと世の女性も精液の量が多いほうが嬉しいのでは?などと勝手に妄想したりもしてしまいますよね。
実際嬉しいかどうかはケースバイケースです。
日々、口内発射や顔射で精子を受け止めてくれている風俗の女の子はきっと精液の量は少ないに越したことはないでしょう。
またプライベートでの恋人とのSEXでは、たくさん出ると嬉しいかもしれませんが、これも一概には言えません。
精液の量などに無関心な女性もいれば、「出た量=快感度」だと思い込んでいる人もいるでしょう。
最近なんだか精液の量が少なくなった
「どぴゅっ!」ではなく「トロ~」だったら・・・少し残念な気持ちになりませんか?
体調のせいかな? こんな時もあるさ! 次がんばろう!
と自分に言い聞かせますがもしこんな状態が続くようであれば、すこーし考えてみる必要があります。
まずはじめに、「精液=精子」と勘違いしている人もいるかも知れませんが、精液とは射精時にチ○コから出る液体全体のことで、通常はこの中に精子が含まれていることになります。
(精子の占める割合はごくわずかです)
あるクリニックのHPによると、精液量の基準値は1.5mLとなっています。小さじでいうと1/3弱といったところです。
射精される精液の量は、体調やホルモンの状態など様々な要因で変化するようなので、一時的に少ない場合はいいですが、継続的に少なくなっている場合は何らかの疾患が原因かもしれません。
例えば「逆行性射精」というのがあります。
「逆行性射精」とは
逆行性射精とは、射精の際に精液が体外に出ていかず逆方向の膀胱に流れてしまう症状で、
精液の一部だけが射精される「不完全逆行性射精」と、精液が全く射精されない「完全逆行性射精」に区別されます。
最近精液の量が減った人はこの「不完全逆行性射精」の可能性があるかもしれません。
一般的な原因の1つは、前立腺肥大症に対する前立腺手術だそうですが、その他にも糖尿病、脊髄損傷、特定の薬、一部の手術(腹部や骨盤内の大きな手術など)などがあるようです。
・検査方法は?
検査方法は至って簡単で、
射精する → 排尿する → 尿を検査する → 尿の中に精子があれば逆行性射精です。
泌尿器科や不妊治療を扱っている病院で受けるのがおすすめです。
・治療が必要?
逆行性射精は不妊の原因にもなるので、挙児(子供を持つこと)を望む場合は治療が必要かもしれません。
しかし、この先子供を作る必要の無い方は、膀胱内に精液が流れても害はないので治療の必要性はないようです。
ただ射精時に精液が少ないというのは男としてやっぱり悲しいものです。
ちなみに2018年9月28日に逆行性射精に有効なアモキサピンという抗うつ剤が、保険診療においての使用を審査上認められることになったようです。
最近ずっと射精した精液の量が気になって方は、一度検査だけでもしてもらうといいかもしれません。
食べ物で改善
食べるもので射精時の精液の量が増減するか否かはさておき、精子の量を増やすために効果的な成分を含んだ食べ物があるようです。
よく知られているのが「亜鉛」を多く含む「牡蠣」ですね。
亜鉛は精子の製造に非常に重要な栄養素で、亜鉛以外にも「アルギニン」「セレン」「ビタミンQ」「ビタミンE」などが精子の製造に必要です。
最後に
精液の量が減るということに関しては様々な原因があるようですが、一番気になるのは「逆行性射精」の疑いです。
薬の投与で改善はされるようですが、投与を止めてしまうと元に戻ってしまうようです。
勃起やオーガズムには影響ないようですが、やはりある程度の量がおちんちんの先から発射されないと、非常に悲しい気分になってしまいますよね。
しかし基本的に身体に害はないようなので、深刻に落ち込む必要もありません。
今度風俗に行った際には、お気に入りの女の子にぶちまけたあなたの精液の量、必ずチェックしてみてくださいね。