西麻布のBarで飲んでいたら、にこやかだけれど眼光が鋭いおじさんに某掲示板みたく
「新興のデリヘルグループで店長を経験し、今は関東の大手グループで店長してるけど、何か質問ある?」
ときかれました。
その風俗店長おじさんからきいた「風俗業界の種類」、「ジャンル」、「仕事内容」、「お給料」、「講習」などについての話をご覧ください。
風俗の種類は何種類?8種類?20種類?50種類?
風俗の仕事内容の話をする前に、そもそもどんな種類の風俗があるか一覧にしてみました。
1.「デリヘル」ホテルや自宅に女の子が来てくれる風俗。
2.「ホテヘル」受付所があり近くのホテルやレンタルルームまで女性が来てくれる風俗。
3.「箱ヘル(店舗型ファッションヘルス)」受付所もプレイルームもある風俗。
4.「ソープランド」受付所もプレイルームもありサービス内容が特殊な風俗。
5.「ピンサロ」背もたれが高めのソファでサービスを受ける簡易型風俗。
基本的には風俗の種類はこの5種類です。
ひとによっては「おっぱぶ」「セクキャバ」等も風俗と考えますし、逆に「ピンサロは飲食店だ!」なんて声もありますが、そのあたりは考える基準次第なのであまり気にしなくて大丈夫です。
で、この5種類のなかに様々な性癖を刺激する「ジャンル」があります。
・たとえば、コスプレイヤーやアニメ、ゲームが好きなひと向けの
「コスプレ店」
・こまやかな設定で興奮をおぼえる方向けの
「イメクラ」
・さくっと気持ち良く射精したい男性向けの
「オナクラ(手コキ風俗)」
・エッチなことだけではなく体のコリもほぐしてほしい人向けの
「性感マッサージ(性感エステ)」
・可愛い女の子に責められたきてアナルや前立腺が好きな男性向けの
「M性感」
・M性感よりもディープな世界観を楽しめる
「SMクラブ」
・パネマジがすごすぎて写真が全員同じ顔の
「韓デリ(韓国デリヘル)」
・性の多様化にこたえる
「ニューハーフヘルス」
これら以外にも母乳フェチ、生理フェチ、ぽっちゃりフェチなどなど様々な性癖をターゲットにした風俗店があります。
数えた事はないですが、こまか~くカウントすれば「50ジャンル」くらいはあるんじゃないでしょうか?
風俗の仕事内容①デリヘル
デリヘルで働く男性内勤スタッフの仕事内容はなんだとおもいますか?
電話対応?
女の子との会話?
デリバリーのドライバー?
たしかにこれらの仕事はします。
ただ、これだけではありません。
すべての仕事内容を紹介すると1冊の本になってしまうので、主な仕事内容をカテゴリーごとに紹介します。
【清掃】
風俗店には女の子たちが大勢います。
女性は「汚い店」では働いてくれません。
なので毎日の掃除はとっても大切です。
事務所、待機所、トイレ、衣裳(コスチューム)などを綺麗に清潔に保つのはもちろんですが、「タバコの匂い」にも注意が必要です。
もし万が一、女の子にタバコの匂いがついてしまい、そのままお客様にお会いしてしまうと、お客様はガッカリしてしまいます。
清掃は雑用と思われがちですが、清掃の意味を理解することが風俗でお仕事する上での第一歩と言えます。
【お仕事バックの用意】
女性はお客様のもとに向かう際いくつかの商売道具(グリンス、イソジン、ローション、ストップウオッチ、ピンクローター、名刺等々)を持っていきます。
それらを入れるバックが「お仕事バック」です。
これも掃除と同様に雑用と思われがちですが、もしイソジンがなければ清潔な状態でプレイが出来なくなってしまいますし、ストップウオッチの電池が切れていればプレイ時間がわからず、名刺がなければお客様に名前を覚えてもらったりメッセージをお伝えする事が出来なくなります。
女性が安心してお仕事を出来るようにする為に、そしてお客様にご満足を頂く為にも、このお仕事バックの用意は大切なのです。
【お客様からの電話対応】
お店や女の子に興味をもってくださったお客様からの電話に対応します。
お客様のお目当ては「女の子」ですので、風俗店員の接客スタイルは「シンプル」「スピーディー」「的確」「感じ良い」ものでなくてはなりません。
と言っても、コンビニの店員とは違い、風俗の内勤スタッフは「受け付け」するだけでは不十分です。
風俗の電話対応は「営業」です。
お客様の好みに合う女の子を持てる限りの話術で魅力的にお伝えし、お客様に成約して頂くのが仕事です。
お客様から1本のお電話を頂くために、広告宣伝費を投入し、デザイナーやSEOスタッフの人件費もかかっています。
なにより、お店の女の子を稼がせるために、必ず成約しなくてはなりません。
【女の子の管理・マネジメント】
風俗店で働いてくれる女の子達は、「お客様」であり、「タレント」であり、「仲間」です。
そんな女の子達にはかならず「風俗で働く理由」があり、「目的」もあります。
その理由をきちんと理解し、目的が達成出来るようにマネジメントする事が仕事です。
女の子達は「風俗嬢」と呼ばれますが、みんな「ふつうの女の子」です。
風俗ではどんなサービスがあるのか、男性はなにを求めているのか、どういう技術が必要なのか、どのようしたら稼げるのか、なにをしないと稼げないのか、プライベートのSEXと何が違うのか、性病はどのように予防すればよいのか…なにも知らないのです。
そんな女の子達に、目的までの最短距離を教えるのがマネジメント業務です。
【WEB広告媒体の管理(集客)】
ひと昔前の歌舞伎町などでは男性のお客さんを集客する為の「客引き」が盛んにおこなわれていました。
ただ、今は違法です。
なのでどの風俗店もウエブ広告媒体で集客しようと必死です。
日々の更新はもちろんのこと、広告手段としてより有効な方法を研究し、競合店よりもお客様の心に刺さる表現方法を産み出していくのが仕事内容です。
【WEB広告媒体の管理(女子求人)】
上の集客と同じように、以前はお店で働いてくれる女の子を求人する為の「スカウト」がそこかしこでおこなわれていました。
ただ、今はこちらも違法です。
半数程度の風俗店は今もスカウト会社と契約し、女子求人の代わりとしていますが、これだと利益がほとんど残らなくなります。
なので堅実で力がある風俗店は女子求人用のWEB広告媒体を利用し、風俗で働く事を考えている女性が自身のお店に来てくれるよう注力しています。
女性を必要とする風俗店は星の数ほどありますので、それら競合店よりも「より稼げる」「より働きやすい」「より魅力的」である事をいかに伝えるかを改善し続けていくのがお仕事の中身です。
【メールマガジン】
お店の宣伝手段として「メールマガジン」はとても重要です。
ホームページも、WEB宣伝媒体も、ブログも、すべて「お客様がサイトを見に来てくださる」のを待つタイプの宣伝手段です。
それに対しメールマガジンは「こちらからプッシュする事ができる宣伝媒体」です。
体験入店の女の子や、人気嬢jのキャンセル枠がでた時など、スピーディーにお客様にお知らせしたい時にメールマガジンはとても有効です。
とは言え、メールマガジンも「ただ書く」だけではお客様の携帯やパソコンには届いても、目に触れることはありません。
お客様に「おっ!」と興味をもってもらえる書き方で書く事もお仕事内容です。
【ブログ】
上のメールマガジンに比べると即時性は弱いのですが、ブログも大切な宣伝手段です。
風俗店に限らずホームページは基本的に「型どおりの変更」しか出来ません。
それに比べるとブログは自由に編集ができ、テキストでも、画像でも、動画でも、GIFでも、実に多くのことが表現可能です。
お客様にお伝えしたい内容を、お客様が興味惹かれるカタチで表現するのがポイントです。
【撮影】
風俗店ホームページ、WEB宣伝媒体、ともに必ず「写真」「動画」が掲載されています。
その写真を撮る事もスタッフの仕事です。
お店によっては専属のプロカメラマンを抱えていたり、撮影スタジオにすべて任せていますが、それでも「すぐに撮影しなくてはならない」状況では、スタッフが撮影します。
【女性の面接】
女性求人広告などを見て応募してくれた女の子の面接をするのも風俗店のスタッフの仕事です。
面接は女性管理の「第一印象」を形成する瞬間ですので、面接官となるスタッフは身だしなみを完璧にするのはもちろんのこと、女性の不安や質問にすべてまっすぐにこたえられるだけの知識・経験・思慮深さを持っていなくてはなりません。
優秀な面接官に面接をうけた女の子と、そうでない面接官にあたってしまった女の子では、その後の稼ぎの金額も、本指名の本数もまるで違ってきます。
なので、風俗業界での女子面接は店長もしくは店長候補レベルの人材が担当する事が多いです。
【デリバリードライバー】
多くのデリヘル店では入社直後はドライバー業務から始める事が多いです。
ただ、このドライバー業務は単なる「車の運転」ではありません。
車の中では女性と2人っきりになります。
仕事に行く前や仕事終わりに女性はポロっと本音を口にしてくれたりします。
女性のそういった声から女性の心理を理解する事で、その後におこなっていく「女の子の管理・マネジメント」の土台が培われるのが「ドライバー業務」です。
【配車】
デリバリー風俗店の多くは内勤スタッフとは別にドライバーを抱えています。
彼らドライバーにお客様の予約を振りわけ、女の子の送迎を手配し、より効率的に手配していくのが配車という業務です。
この配車も上手なスタッフとそうでないスタッフでは目に見える違いがありますが、多くの場合はこの配車業務の前に「ドライバー業務」をおこなっており、その時の経験がこの配車業務でも活きます。
風俗の仕事内容②ホテヘル
ホテヘルの仕事内容は、多くの点でデリヘルと共通します。
ただ、デリヘルと違いホテヘルでは「デリバリー」をおこなっていないので「ドライバー業務」と「配車業務」はありません。
又、ホテヘルならではの業務がありますので、そちらをご紹介します。
デリヘルにはないホテヘル特有の仕事内容
【受付接客】
デリヘルと違いホテヘルには「受付」があります。
お客様は受付に来店する事でモザイクのない女の子の写真を見学出来たり、電話指名よりも安い写真指名料金で女の子を指名出来たりします。
ホテヘルのスタッフは、受付までわざわざお越し頂いたお客様のご足労を無駄にしないようお客様のお好みをヒアリングした上で、それにマッチした女の子を「写真をご覧頂きながら」しっかり魅力的にご案内して成約させるのが仕事内容です。
デリヘルが声だけのコミュニケーションであるのに対しホテヘルではお客様の表情を見ながら接客をおこなえるのが大きな違いです。
【風俗案内所 挨拶】
ホテヘルもデリヘルと同じくメインの集客手段はWEB広告媒体です。
ただし、ホテヘルは新宿歌舞伎町や池袋北口などの繁華街にあり、そういった繁華街にはお客様のお店選びをサポートする「風俗案内所」がほぼ必ずあります。
この風俗案内所では来店したお客様に近隣の風俗店を案内し、お客様をお店に誘導してくれます。
なので、風俗案内所には定期的に挨拶をしに行き、お店がおすすめする女性や特典情報を提供し、より多くのお客様を自店に送ってもらえるよう関係を構築するのも大切な仕事です。
風俗の仕事内容③ファッションヘルス(箱ヘル)
続いてはファッションヘルスで働く内勤スタッフのお仕事内容を。
と、その前になぜ「ファッション」というネーミングなのか皆さんはご存知でしょうか?
私が関西の風俗店で働いていた時に先輩スタッフからきいたのは
「ファッションヘルスの女の子は薄着だったり、水着だったりオシャレだろ?だからファッションヘルスで言うんだぞ」
でした。
これが、本当なのかは分かりません…
話を戻し「ファッションヘルスで働く内勤スタッフ」のお仕事内容ですが、基本的にはホテヘルに近いです。
ただ、ホテヘルではお客様がいるホテルやレンタルルームに女の子が行きサービスを提供するのに対し、ファッションヘルスはお店の中にあるプレイルームでサービスを提供します。
この違いによって生じるホテヘルにはない、ファッションヘルス独自の仕事内容をご案内します。
ホテヘルにはないファッションへルス特有の仕事内容
【プレイルーム掃除】
ファッションヘルスにはホテルの代わりとなる「プレイルーム」があります。
ホテルであればプレイ後の清掃はホテルのスタッフがおこなってくれますが、ファッションヘルスではそうはいきません。
内勤スタッフが掃除しなくてはなりません。
掃除になれていない新人スタッフだと最初のうちは腰を痛めたりしますが、掃除にもコツがあり、慣れてくると腰を痛めることはなくなります。
お客様と女の子が気持ちよくすごせるようすみずみまで綺麗に掃除する事が、お客様のリピートや、女の子のモチベーション向上に繋がります。
【部屋まわし】
たとえばホテヘルやデリヘルでは基本的に「部屋の数は無限」に近いです。
ただ、ファッションヘルスでは明確にプレイルームの部屋数は決まっています。
たとえば5部屋しかない箱ヘルであれば同時に受けられるお客様は「5人」です。
しかし、お客様のプレイ開始時間、コース時間、女の子のシフト時刻、予約時間などに応じて部屋を効率的に回す事で、1日の売上は大きく変わってきます。
これが部屋回し業務の奥深さです。
風俗の仕事内容④ソープランド
ソープランドは私も働いた事がないので、元ソープランドスタッフからきいたエピソードを紹介します。
・入社してから1年間はお店で働いている女性とひと言も話させてもらえなかった。
・勤めていたソープ店のオーナーが近隣のお店のオーナーと仲が良く、どうしてもお客様がつかない女の子に入ってくるよう指示され、その料金は全額自腹だった。
・ソープランドの多くが体育会系で、デリヘルよりも上下関係に厳しいなか、川崎にあるXというお店は店長も先輩社員も皆ゆるく
「そんなに頑張らないでいいよ~こっちに座って一緒にクッキー食べようよ」
と優しく声をかけてくれた。
・昔はソープで働こうとする女性は「覚悟」をもって求人に応募してきたものだったが、最近はソープランドとヘルスの違いもわからないまま応募してくる女性が少なからずいる。
風俗の仕事内容⑤ピンサロ
ピンサロも私自身は働いた事がないのと、ピンサロで働いている知り合いもほとんどいないので、ピンサロで働いていた女の子からきいたエピソードを紹介します。
・ピンサロは店内が暗いので色々ごまかせる
・ピンサロで色々と大変だったので…ヘルスでのお仕事は楽チン♪
・吉祥寺のピンサロは本気で可愛い子ばっかりでビックリした…
風俗内勤スタッフ、幹部の給料
給料の金額は野郎ワーク、メンズバニラ、アップステージなどの高収入男性求人サイトをご覧頂けると分かるとおもいます。
ただ、掲載されている金額をそのまま信じるとだいたい騙されます。
だいたい20%カットくらいです。
たとえば「40万円」と書いてあれば40万円80%=「32万円」です。
よくよく考えれば、名前をきいた事もないような風俗店で、女性の出勤人数もたいした事がなく、価格設定も平凡だとしたら、新入社員に「40万円」も払う資金力があるわけないですよね?
日本有数の上場企業でも「新人」には20~26万円程度なのに。
ただ、給料額が高い分「応募資格」に細かい条件が書いてあるところは信用出来る確率が高いです。
さらに入社後も実力で評価してくれる確率が高いです。
と言うのも、応募資格で「これが出来たら給与額はいくら」という明確でシンプルなロジックなので、必然的に評価基準も「これだけの成果を出せばこういう評価をする」となるからです。
で、風俗業界の「内勤スタッフ」「幹部」の給与ですが私の知る限りでは下記の通りです。
【給与額】
□内勤スタッフ(役職なし):
年収300~450万円
□内勤スタッフ(役職あり):
年収400~1,200万円
□幹部:
年収800~5,000万円
風俗スタッフ1,000人にインタビューしました
インタビューというよりは「日記」に近いものがWEBに公開されています。
関東エリアきっての大手風俗グループがまだ中堅だった頃から、そのグループの社員が書き続けてきた文章はなかなかに面白いです。
夢を抱いて風俗業界に飛び込んだ人物の熱い想いや、仕事で成果が出せず苦悩する様子、順調に昇格し言葉までも幸福感に満ちている役職者など、その人数は優に1,000人を越え、まさに風俗業界の縮図がそこにはあります。
風俗業界で働くことにご興味がある方はぜひ、
「スタッフブログ」←ここをクリックして、人々の声をご覧ください。
もしそんな風俗の仕事にご興味を頂けましたら、ぜひ下記の「関連ページ」もご覧ください。
きっと、さらにお楽しみに頂けるとおもいます。
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