どうも、履歴書の書き方の専門家 人事部マネージャーの宇佐美です。
風俗業界へ転職や就職活動をするときに求職者の皆さんが「めんどくさいな」と感じることTOP3に必ずランクインするのが「履歴書」。
名前、住所、連絡先はいいとしても、学歴、職歴、資格、志望動機などを書くのは地味に面倒ですよね。
しかも履歴書なんて数年に1回書くか書かないかだから「書き慣れる」なんてこともなく、いつまでたっても「めんどう…」と感じてしまいがち。
ただ、書類選考を通過して良い会社に転職をするためには、人事担当者に「この履歴書いいね!」と思わせるのは大事。
今回はそんな「めんどくさいけど重要」な履歴書について、面接官を笑顔にさせる最適解でBESTな書き方を宇佐美が全力でお話します!
Step1.履歴書を読む人を意識する。
履歴書を前にすると大体のひとが「緊張」するか「めんどくさそう」な顔をします。
すごく気持ちはわかります。
ミスしちゃいけないし、楽しくないですもんね。
でも、「つまらないもの」を「つまらない気持ち」で書くと、読む人も「つまらない」と感じちゃいます。
これはまずいですよね。
なので「履歴書の専門家」は考え方がまったく違います。
履歴書は、所詮はただの「自己紹介」です。
ぶっちゃけ、書いてある内容は「風俗店のホームページにある女の子紹介」と同じです。
女の子の「写真」、3サイズなどの「基本情報」、好きな食べ物・趣味・「特技」、女の子の「アピールコメント」等が載っているあれです。
あれって履歴書とまったく同じ構成ですよね?
なので、風俗の女の子を紹介する感覚で履歴書を書けばいいんです。
「この女の子が魅力的に見えるように書くぞ!」と男性の笑顔を引き出すのを目標にワクワクした気持ちで書くのがおすすめです。
Step2.写真
履歴書のなかでいちばん目立つのはまちがいなく「写真」です。
字は「黒色」、紙は「白色」、写真は「カラー」、どうやったって写真が目立ちます。
この写真があなたの第一印象を決めます。
なので、まずは「どう見られたいか?」を決めましょう。
- ・真面目?
- ・誠実?
- ・優しさ?
- ・知的?
- ・ワイルド?
- ・可愛さ?
- ・愛嬌?
風俗の女の子の写真も、セクシーだったり、可愛かったり、癒し系だったり、痴女だったり、困り顔だったり、いろんな魅力であふれています。
履歴書の写真だってそれくらい自由でいいんんです。
昔は履歴書の写真は「笑っちゃダメ」なんて古臭いことをよく言われたものですが、そんな化石みたいな価値観は無視してOKです。
あなたは、あなたの魅力を前面に出していいんです。
どう見られたいかを決めて、そのイメージにあった表情・服装・メイク・髪型で写真を撮りましょう。
あなたが「こういう魅力のある人間です」と写真に想いをこめれば、面接官の心に届くはずです。
(履歴書の写真は「正装」で撮るのを忘れずに。面接はスーツで行くのに写真は私服だとちぐはぐです。スーツならスーツ、私服なら私服で統一しましょう。)
Step3.日付、名前、住所、連絡先
履歴書の「左上ゾーン」にある日付、名前、住所、連絡先の記入欄。
ここは写真とは違って「自由さ」はない部分です。
ただ、だからといってめんどくさそうに書くのはもったいない!
あなたには自由はなくても、面接官にとっては初めてあなたの文字に触れる大事な瞬間です。
ここがあなたの「第二印象」を決めます。
第二印象でぜひ勝ち取りたいのは、
- ・丁寧なひと
- ・気づかいのあるひと
ーの2つの好印象です。
具体的なやり方としては「日付は正確に」「字は綺麗でなくても丁寧に書く」「手書きではなくパソコンで履歴書を作る際は読みやすい大きさのフォントを選ぶ」「住所は都道府県から建物の名称まで省略せずに書く」「連絡先も忘れずに書く」などです。
とにかく、読む人の気持になって、読む人が「丁寧なひとだな」「気づかいが出来るひとだな」と感じるように書きましょう。
Step4.学歴、職歴
履歴書の左下にある「学歴と職歴」を書く箇所。
この箇所も自由に自分をアピールできる場所ではないですが、でも、プロの履歴書ライターは下記3点の工夫をします。
①西暦で書く。
履歴書の「年月欄」は「和暦(平成、令和など)」で書くひとが少なくないですが、正直、面接官からするとわかりづらいです。
古いひとは「和暦で書きなさい」と言うかもしれませんが、形式美的なものにすぎないので、そんなモノはスルーして「西暦(2022年など)」で書きましょう。
②シンプルに書く。
職歴欄に中途半端に「◯◯に昇格」といった情報を書くひとがいますが、あれ、要らないです。
どんな会社で、どんな仕事で、どんな成果なのか分からないので評価のしようがないです。
なので、詳しいことは「職務経歴書」にまかせて、履歴書は下記のようにとことんシンプルにするのがオススメです。
尚、面接官は履歴書の職歴欄で「何社」に勤めて「何年」働いていたのかをパッと見るひとが多いので、その思考にあわせて「在職期間」を書いておくと「お、親切だな」と感じます。
- 【職歴 例】
- 2000年5月 株式会社RIREKISHO 入社
- 2012年6月 同社 退職(在職期間12年1ヶ月)
※あと、入学年、卒業年を間違えると「このひと、ケアレスミス多そうだな」と仕事ができないと思われるので、下記の生年月日を入力することで自動で年を表示してくれるサイトを利用するのもおすすめです。
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Step5.資格
資格欄も自由度はないので、シンプルに「いつ」「なんの資格」を取得したのか記入します。
もちろん、ここも「西暦」で。
ちなみに、英検などの「級」がある資格の場合は、基本的には「2級」以上のものだけを書いた方がいいです。
書いてはいけないワケではないのですが、ただ、たとえば「英検3級」と書いてあると
「このひとは英検3級までしか受かることが出来なかったひとなんだな」
「2級にチャレンジして合格するまでの努力や工夫はできなかったんだな」
「面接官にこう思われることを想像できないひとなんだな」
ーとマイナスの印象を与えかねないです。
それであれば資格欄にはなにも書かずに、特技などの欄に「日常会話レベルの英話」と抽象的な表現で書いた方がプラスの印象を持たれます。
Step6.特技、趣味
ここは「自由度」が高い項目で、面接官に「おもしろい趣味だな」「すごい特技だな」と人間的に興味をもってもらうことが出来ます。
とはいえ、あくまで「面接」なので、仕事につながる話が出来ないと「高校生のアルバイトじゃないんだから考えて書こうよ…商談中に意味のわからない話しちゃいそうなひとだな」と面接官の印象はガクンと下がります。
たとえば「趣味:YouTube鑑賞」なんて書くのはNGです。
YouTubeは「娯楽・遊び」として受けとめられやすいです。
書くのであれば「趣味:営業系のYouTube動画鑑賞」の方が「このひとはYouTubeで営業トークとか営業力を上げるための勉強をしているんだな」とプラスの印象を持たれます。
ちなみにですが、そもそも特技・趣味はなくたって構いません。
面接官は「趣味も特技もないなんてつまらない人間だな」なんて思いません。
ただ、趣味・特技欄に「なし」と書くのはあまりにそっけないので、「仕事に追われる毎日で趣味・特技はまだないです。」といったひと工夫加えた書き方をするのがオススメです。
Step7.通勤時間、扶養家族、配偶者
この箇所も自由度はないので、粛々と記入をしましょう。
「通勤時間」は自宅からの合計時間で、もし配属先がどこになるかわからない場合であっても「空欄」はNGです。
空欄だと「書き忘れ」だと誤解されて事務処理能力が低いと評価されかねないので、この場合は「面接場所」までの時間を書きましょう。
「扶養家族」はあなたの収入で生活保険に一緒に加入するご家族の人数を、「配偶者」はご結婚されているかを記入しましょう。
Step8.志望動機
求職者の方がいちばん悩むのが「志望動機」だと思います。
自由に書いていい項目ではあるものの、「給料が良いので」とか「残業がないて書いてあったので」なんて正直すぎる志望動機は書けません。
かと言って、地に足がつかない美字麗句を並べ立て「御社の企業理念に感銘を受けました!」なんて書かれると「嘘っぽいな」と思われてしまいます。
なので、志望動機については「軽さ」と「重さ」を混ぜるのが正解です。
多くのひとは「いいことを書こう」として志望動機が迷走していきますが、「いいこと」なんて書かなくていいんです。
「正直な気持ち」と「綺麗な言葉」を並べるだけでいいんです。
この2つを書くことで、あなたが「正直で嘘のない人間」であり「社会性」もあることが面接官に伝わります。
- 【志望動機 例文】
- 御社でなければならないという明確な志望動機は正直まだ見つけられていません。
- ただ、御社の求人を拝見し仕事内容に強い興味を惹かれ、社員の方々のインタビューでは皆さんの知性と人間性に憧れと親しみをおぼえました。
- そして、なにより御社の企業理念にある「地域社会と共に成長する」という一文には生まれ故郷の愛知県を今でも愛している私には深く刺さりました。
- 今日の面接にて御社のことをより深く知ることで、御社を志望する気持ちがいっそう強くなることを楽しみにしています。
まとめ
ステップ8までご覧いただきありがとうございます。
私自身も「履歴書書くのめんどくさい!!」と感じるタイプで、つまらない履歴書を量産していたからこそ、この8ステップは本当に大切だと思います。
転職は「あなた」が評価される場であると同時に、ほかの応募者と「比較」される場でもあります。
あなたがすこし工夫することで、ほかの工夫していない応募者よりも「いいね」と評価されることが出来ます。
特別な難しいことはする必要はありません。
実力以上の背伸びをしても面接官にはバレます。
かと言って、なんの工夫もしないで「正直さ」だけで勝負すれば、ほかの工夫している応募者と比較された際に負けます。
なので、8ステップを踏まえた工夫を施した履歴書を作成して、あなたのより良い転職への道を切り拓きましょう!!
※転職活動ガイド※