風俗業界でデキる男になれる【話し方】教室

筆者が風俗記者をしていた頃、ある風俗店の面接担当者がこんなことを言っていました。

「最近応募してくる求職者、性格はいいんだけど……

詳しくお話を伺ったところ

・しゃべり方や声に覇気がない

・言葉遣いが悪く、話し方が雑

・話の内容がダラダラして要領を得ない

ざっとこんな点が気になるようでした。

以前このコラムでも紹介した「メラビアンの法則」によると、人の第一印象を決めるのは視覚情報、聴覚情報、言語情報の3つなのだとか。話し方も印象を左右する大きな要素なのです。そういえば『伝え方が9割』という本も数年前にヒットしましたね。

話し方にほんの少し気をつけるだけで、面接を突破できる可能性は高まります。ひいては仕事で出世して、プライベートでは女の子にモテモテになれるかもしれないんです。

というわけで、今回は「デキる男」になるための話し方のコツをご紹介します。

 

 

上手な話し方のコツはたった3つ

『今日からできる最高の話し方』という著書をお持ちのビジネス作家・臼井由紀さんによれば、たった3つの点に心がけるだけで話し方は劇的に上達するそうです。

その3つとは

・語尾をはっきりさせる

・あいまいな表現やネガティブな言い回しは使わない

・要点から整理して話す

周囲から「デキる!」と思われる男性の話し方には、この3つの共通点があるのだとか。

それぞれ、もう少し詳しく説明してみます。

 

話し方のポイント1:「語尾をはっきりさせる」

例えば、下記の2つの口調を聞いてどんな印象を受けるでしょうか?

A:「私は~だと思います」

B:「私は~だと思うのですけど

Aはきちんと考えて自分の意思を伝えているという印象がありますよね。

それに対して、Bは「けど? で、結局なに!?」と思ってしまいませんか。語尾を濁すことで、相手の出方を探っているようなズルい印象を与えてしまいます。

また、こんな例はどうでしょうか。

A:「私は○○がいいと思います」

B:「私は○○でもいいと思います」

Bの場合、「本当は△△がいいけど、○○がいいと皆が言うならそっちでもいいか」という投げやりな印象を与えかねません。

AとBのどちらが「デキる男」に見えるかは一目瞭然ですよね。ちょっとした語尾の違いでこれほどにも印象は変わってしまうのです。

 

話し方のポイント2:「あいまいな表現やネガティブな言い回しは使わない」

会話の中で「たぶん~」「一応~」「~のはず」といったあいまいな表現を使うのは、なるべく避けるべきです。

下記の会話を聞いて、どんな印象を受けますか?

上司「頼んでおいた仕事、いつ完了する予定だ?」

部下「たぶん、○○日ぐらいには終わるはずです」

……こんな受け答えをされたら、本当に期日までに終わるのかどうか心配になってしまいますよね。ここは「○○日には完了予定です」ときっちり答えた方が賢明です。

日本人はこうしたあいまいな表現をつい使ってしまいがちです。政治家の答弁ではもはや常套手段とも言えるほどです。

あいまいな日本語は他にもたくさんあります。特に注意したいのが、数量に関する表現。

そこそこの出席者が来ていました」

「明日は早めに出社します」

しばらく休憩をいただきます」

これらの表現は相手に誤解を与えてしまいます。間違いを避けるためには、数字できちんと伝えることが必要です。

(誤)

「そこそこの出席者が来ていました」

「明日は早めに出社します」

「しばらく休憩をいただきます」

(正)

「出席者は○名でした」

「明日は30分早く出社します」

○時○分まで休憩をいただきます」

いかがですか。こう表現した方が確実に伝わりますよね。

あいまいな表現とともに嫌がられるのがネガティブな表現です。本人は謙遜のつもりでも「いえ、私などはどうせ……」といった言葉使いは相手をイラッとさせます。また「でも」「だって」などの否定的な言葉もNG。やる気がないと思われてしまいます。

 

話し方のポイント3:「要点から整理して話す」

「要点から話す」と聞くと難しいように感じるかも知れませんが、コツは簡単です。結論から先に話すように心掛ければいいだけです。

話をするときに「○○は△△で、□□で、××でした」と時系列で話すのはダラダラした印象を与えてしまいがちです。結論から先に順序を入れ替えて「○○は××でした。それは△△で、□□だったからです」という風に話すようにしましょう。

話しているうちに内容があちこちに飛んで何が言いたいのかわからなくなってしまう人がいますが、それは思いつくままに話すからです。話す前にまず内容を思い浮かべて「結論は何か」を意識しながら発言すると話がすっきりしますよ。

 

 

「出世」も「モテ」も話し方次第

いかがですか?

「なんだ、意外と簡単だな」と思ったのではないでしょうか。

実際には上記のポイントに加えて声のトーンや話すスピード、話すときの表情などもポイントになってきます。これらは実際の会話の中で調整していくしかないですね。

また、ビジネス会話では敬語の使い方もポイントになってきますが、これについてはまた別の機会があれば(←これもあいまいな表現www)ご紹介したいと思います。

とにかく、話し方をちょっと変えるだけで仕事もプライベートも上向きになること間違いなし。出世もモテ期も手にできて、バラ色の人生が開けるんですよ。

これはもう、試してみるしかないでしょ!

 

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希有 仁(きゆうじん)

「善きスタッフの元に善きキャストが集う」をモットーに、風俗業界の“中の人”に寄り添える男性求人を目指して奮闘中。自らの経験が少しでも役に立てば……と苦手な文章と格闘しながら、風俗系ビジネスコラムを日々書きまくっています。


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