ニート生活が長引くと「このままずっと就職できないかも」「もう社会復帰できないかも」と余計な心配をしがちなものです。
このコラムをお読みの方の中にも、身の周りにニート生活からの脱出に悩んでいる知人などがいるのではないでしょうか。もしかしたら、あなたご自身が今、ニート生活を送っているのかも――。
ご本人に何とか就職してニートを脱出したい気持ちがあっても、具体的にどう動いたらいいのか分からないという方もきっと多いことでしょう。
そこで今回は、そんな「就職したいけど、仕事が見つからない」人に向けてニートから脱出する方法やニートでも就職しやすい業種などについてお伝えします。
ニートとフリーターとの違いとは
ニート(NEET)とは「Not in Education, Employment or Training」の略。
就学(Education)、就労(Employment)・職業訓練(Training)のいずれも行っていない層を意味します。日本では若年無業者と訳されており、“15歳から34歳までの家事や通学をしてない非労働者”を指します。
よく似た言葉に「フリーター」がありますが、フリーターはアルバイトをしているためニートとは呼ばれません。
一般的に、アルバイトやパートなど非正規雇用での就職を希望している無職のうち、求職活動をしていない者は「ニート」、具体的な求職活動をしている者は「フリーター」に分類されています。
現在、国内にいるニートはおよそ53万人!
内閣府の発表による平成30年度版『子供・若者白書』によると、平成29年における若年無業者の人数は約53万人でした。この人数は平成16年をピークに緩やかに減少傾向にはあるものの、大きな変化は見られていません。
また、就業希望の若年無業者が求職活動をできない理由には下記のものが挙げられます。
・病気・けがのため
・学校以外で進学や資格取得などの勉強をしている
・探したが見つからなかった
・知識・能力に自信がない
病気やケガによって求職活動ができないのは、仕方ない状況です。この場合、回復すればニートを脱出し社会復帰できる可能性は高いと言えます。進学や資格取得などの勉強している人も、将来の目標が明確に定まっているのでニートを脱出できる可能性は高いでしょう。
「探したが見つからない」「希望する仕事がありそうにない」「知識や能力に自信がない」という人は、ニート生活が長引いて引きこもりがちな生活環境を送ってきたせいで社会から疎外された不安感や焦りがあるのかもしれません。その場合、何らかの方法で自分が置かれた今の状況を変えてみる必要があります。
ニート脱出に効果的な方法
何となくニート生活を送っている人は、今の自分を見つめ直すきっかけを作った方がいいかも知れません。そのためには下記の方法が参考になるでしょう。
1:生活リズムを変えてみる
「起床時間が特に決まってない」「朝方に寝て夕方に起きている」
そんな方はまず、生活時間を整えることから始めてみてはいかがでしょうか。
人間の体は、太陽の光を浴びることで体内時計が整うようにできています。朝方にきちんと起きて、日中活動することに体を慣れさせることで外へ出る活力が湧いてくるものです。生活サイクルを少しずつ朝型に変えてみましょう。
2:適度に体を動かしてみる
適度に運動することで気分転換になり、気持ちが前向きになるものです。体を動かせば、それだけ体力もつきます。
ただし、過度に頑張りすぎると、かえって疲れすぎてやる気が削がれてしまうことがあります。あくまでも負担になりすぎない程度にの運動を心がけましょう。
3:趣味を目標にしてみる
「履歴書を書き終えたらゲームをする」「面接が済んだら映画を見る」といった具合に、趣味を気分転換の目標にしてみると生活にメリハリがつきます。
就職活動のために趣味を我慢する必要はありません。気分転換がなくては、気持ちが塞がってしまいます。
しかし、趣味が生活の大半を占めてしまってはいつまでたってもニート脱出はできません。あくまでも、趣味は気分転換として適度に楽しむようにしましょう。
ニート脱出を支援している団体・施設まとめ
上記のうち「探したが見つからなかった」というのは、本人の希望と仕事先のミスマッチが大きな原因と考えられます。
本来なら就職支援をする側がニートの持つ才能や適性を正しく判断し、伸ばしていくべきなのですが、現状では十分にうまくいっているとは言い難い状況です。
とは言え、そうしたニートの就職を支援する施設や団体は色々存在します。代表的なものを紹介してみましょう。
[ニート脱出法:1]地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション、通称・サポステは働くことに悩みを抱える若年無業者に対し、専門的なキャリアコンサルティング、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験のあっせん等を行っています。
サポステは厚生労働省が委託したNPO法人や株式会社などが実施しています。身近に相談できる機関として全ての都道府県が必ず設置しており、現在は全国175箇所にあります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/saposute.html
[ニート脱出法:2]ジョブカフェ
ジョブカフェは、若者の就職支援をワンストップで行うことを目的に都道府県が設置した施設。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」と言います。
現在、46の都道府県が設置しており、中にはハローワークを併設しているジョブカフェもあります。もちろん、すべてのサービスを無料で受けることができます。
ジョブカフェは就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介といった様々なサービスを行っています。カフェという名の通り、気軽に立ち寄ることができるのが特徴です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/jobcafe.html
[ニート脱出法:3]NPO法人
ニートの自立を支援するためのNPO法人(特定非営利活動法人)が全国各地に存在します。中にはニート脱出に目覚ましい成果を上げているNPO法人も少なくないので、このような団体を利用してみるのも知れません。
[ニート脱出法:4]ハローワーク
言わずと知れた職業紹介所です。
ハローワークは職業相談、求人紹介以外に職業訓練や就職セミナー、講習会などを行っています。最初は窓口に行くのに勇気がいるかもしれませんが、求職者登録をすれば職員が親切に相談に乗ってくれます。
ニート脱出に最もおすすめなのは、実は「風俗業界」
就職活動にあたって、ニートの方々がおそらく一番気にしているのが下記のようなことではないでしょうか。
・社会経験が浅く(あるいは全くなく)、仕事に必要な知識や能力に自信はない
・年齢を理由に面接を断られてしまいそう。それに、中途入社のハンデが心配
確かに、いわゆる一般企業にニートが就職するのはハードルが高いのも事実です。
しかし、そうした障壁が存在しない業界もあります。それは風俗業界です。
風俗業界では、学歴や就業経験、社会経験などは一切問われません。風俗業界は完全実力主義ですから、「ニートを脱出したい」というやる気がある人には門戸を広く開放しています。
とは言え「今までニートだった自分に仕事がこなせるのか」と不安になるかも知れませんね。そう思うのはむしろ当然ですが、その点も心配いりません。
なぜなら、教育体制が整っている大手グループなら、研修で一から仕事を学ぶことができます。仕事自体もそれほど難しくないので、やる気があればすぐに覚えられるでしょう。
このように、風俗業界はニートの就職先として様々なメリットがあります。さらに、風俗業界は他の業界と比べて給与が高いのもおいしいところ。人生で一発逆転を狙いたいなら、風俗業界はおすすめです。
シンデレラFCグループにも、ニートから脱出した社員が数多くいます。そんな先輩からのメッセージをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニート脱出を最速で目指すなら今すぐ行動あるのみ!
いかがでしたか?
ニート脱出の切り札は風俗業界と書きましたが、風俗業界をすすめる理由はまだあります。
それは、色んな職種があるということ。
風俗業界の仕事というと「店舗スタッフ」をイメージするかもしれませんが、仕事はそれだけではありません。
例えばパソコン好きな人なら、お店のホームページのデザインやプログラミングに携わることもできます。書くことが好きなら、その才能を風俗ライターとして活かすことだってできるのです。
ニートの中には、そうした才能に秀でた人も数多くいます。実は隠れた才能の持ち主なのに、自分では気付いていないケースもあります。
あるいは、コミュニケーションが苦手だと思い込んでいた人が、研修を受けてみたら実は接客に向いていたということも珍しくありません。
「仕事を探したい」と考えて就職活動を始めた時点から、ニートはすでにニートではありません。後はもう、自分を信じて行動あるのみ!
ニート生活がどんなに長引いていても、抜け出す道は必ずあります。ニートを脱出したいと思っている方、勇気を出して風俗業界に飛び込んでみませんか?