風俗で遊ぶとなると、(ジャンルや地域にもよりますが)1回20,000円ほどのお金がかかってしまうもの。
毎回それだけのお金を払うのは金銭的に厳しいものもありますが、性欲をどうしても抑え切れない!
そんな方のためにあるアダルトアイテムが、ラブドール。最近ではリアルドール、セックスドールとも呼ばれます。
女性の形を模した等身大の人形ですが、この人形を使ったオナニーはまさしく疑似セックス。最近は技術が進歩して生身の肌と変わらないリアルな触感が楽しめるだけでなく、AI搭載のハイテクラブドールも登場し、一度体験したらハマってしまうケースも少なくありません。
そんな中毒者続出のラブドールについて迫ってみました。
ラブドールに隠された意外な歴史
ラブドールは、昔はダッチワイフと呼ばれていました。
ダッチワイフを英語で書けば「Dutch Wife(オランダ人の妻)」。
この名前を見てもわかる通り、その語源はオランダ。
本国に妻や恋人を残して旅をするオランダ商人が、出稼ぎ先のインドネシアでその寂しさをぬぐうべくインドネシアに自生する竹を使って筒状の抱き枕を作ったのが起源とか。誕生したのは1870年代頃と言われています。
その存在が日本で知られるようになったのは、戦後間もない1950年代。「南極1号」と呼ばれるダッチワイフの登場でした。
これは1956年に発足した南極地域観測予備隊(のちの第1次南極地域観測隊)が南極に派遣された際、現地での性欲処理を行うために持ち込んだもの。
全身のパーツが揃ったダッチワイフではなく、女性の胴体だけをモチーフにしたトルソと呼ばれるマネキンのような人形にオナホールを付けて持って行ったそうですが、ビジュアル面での悪さが不評で、ほとんど使われることがなかったそうです。
当時、男性は長期間SEXができない状況になると精神的な障害を起こすのではという解釈が一般的でした。そのため、そうしたトラブルを未然に防ぐためにダッチワイフを持参したという説が有力です(実際には長期間SEXしなくても何も支障はなかったため、現在ではこうした考えは廃れています)。
こうしたエピソードから、実際に「南極1号」という商品名でダッチワイフを売り出すメーカーも複数現われました。
どんなラブドールがあるのか?
ひとくちにラブドールと言っても価格も内容も様々。
数万円で購入できるものもあれば、高性能なものになると数十万円以上するものも…。
もっと安くすませるなら(質はかなり落ちますが)数千円で買えるラブドールも存在します。
現在の日本で主に販売されているラブドールは、素材別で分類すると下記の2タイプ。
財布と相談しながらチョイスしてみてはいかがでしょうか。
ソフトビニール製
いわゆる「風船タイプ」とも称されるのがこのラブドール。
文字通りビニールで出来ていて、膨らまして使うため簡単に伸縮するので、実家暮らしの方や奥さんがいる方が所有するのにもピッタリ。
さらには、3,000円前後で買えて価格が安いというメリットもあります。
しかし、正直なところ、その見た目はとても実際の女性とは思えない仕上がりです。
さらに、触り心地も人間の肌とは似ても似つかぬ触感(浮き輪を想像するとわかりやすいでしょう)。おっぱいや乳首も固く、女性に触れている感覚はほとんどありません。
さらにビニール製なので、ポーズが固定されているところも致命的な欠点。「最初は正常位で、あとで騎乗位やバックもやってみたい」といった具合にセックスの体位を変えるのは困難です。体位にこだわりたい方は、様々な種類のラブドールを揃えなくてはなりません。
シリコン製
重さは20キロ~35キロ、価格も高いもので50万円を超えるというようにソフトビニール製のラブドールからしたらはるかに高額なのがシリコン製のもの。
膨らまして使うソフトビニール製のものとは異なり、場所を取るので家族や友人が遊びに来た時に見られないように隠すだけでも一苦労しそうなものですが……一方でその触り心地は人間の女性そのもの。
さらに骨格が内蔵されているため、ソフトビニール製では不可能だった様々な体位からのSEXが体験できるということで、ラブドール愛好家たちにはこちらの方が好まれています。
さらに顔の仕様もバリエーション豊富で、好みのものが選べるのもシリコン製ラブドールの特徴。
ギャルっぽい顔や清楚系のお嬢さんタイプの女の子の顔、そして外国人のようなパツキンギャルの顔など、あなた好みのパーツに組み換えできるというのもこのタイプのラブドールでしかできないことです。
その汎用性の高さから、単に本来の性欲処理用としてだけではなく、大人のお人形遊びとして、ラブドールにかわいい衣装を着せて着飾っているコレクターもいるほどです。
ラブドールを使ったオナニーの方法とは?
ラブドールで気になるのは、その使い方ですよね。お待ちかねのラブドールを使ったオナニー方法を紹介します。
ラブドールを使ったオナニーの際に、まず必要なのがオナホールとローション。
ラブドールは女性の裸体そのものの人形ではありますが、局部まで再現してしまうと日本国内ではわいせつ物として捉えられて摘発の対象になります。
そのため、最初から女性器を再現して作られているラブドールは基本的にありません。
だからこそ、疑似SEX風なオナニーを楽しむのであれば、オナホール&ローションは必要不可欠なのです。
使い方はシリコン製でもビニール製でも同じですが、まずはラブドールの股間の穴の開いた部分にオナホールをセットしてローションを注入します。
その後に勃起したペニスを挿入して、あとはSEXのようにピストン運動をするだけ。シリコン製ラブドールの場合、触り心地やペニスを挿入した時の感覚は超リアルで本物そっくり。ムード満点の疑似セックスが楽しめます。
しかも自分の好みのタイプの顔なら、まさに理想のSEXが叶ったかのような心境に陥ることでしょう。。
ラブドールのまとめ
以上、ラブドールの歴史や種類、使い方についてまとめてみました。
意外な歴史があり、そして現在でも進化しているラブドール。
風俗遊びに飽きてしまったり、コスパよくヌキたいと思ったりしたら、まずはソフトビニール製のものを買って実際に体験してみるのも面白いかもしれません。
さらに高額なラブドールになると、AI搭載で簡単な会話ができたり、喘ぎ声を出してくれたり…とほぼ生身の女性とのセックスに近い感覚も楽しめます。将来、ラブドールは人類のセックスそのものを変えてしまうのかも!?