風俗遊びのトラウマ!? ボッタクリ店にやられた体験談

未だにアウトローな印象がぬぐえない風俗の世界。

その理由のひとつとして存在するのが、ボッタクリ店の存在と言えるでしょう。

法外なプレイ料金の請求によって財布の中身がスッカラカンになった……というような苦い経験をしたという方もいるかもしれません。

そこで今でもあるボッタクリ風俗店の実態を紹介します。

風俗店のボッタクリにはどんなものが?

昨今、新宿歌舞伎町にあるとある居酒屋のボッタクリがtwitter上で話題になりました。

お通しが400円で2時間飲み放題の1800円はまだわかりますが、出てきたメニューは冷凍食品を温めただけのようなクオリティで量が少ないにもかかわらず、どれも500円以上と割高で、極めつけはお通し代を取っておきながら席の料金に加え、週末料金まで取るという三重の請求。

結果、この投稿者は6人で利用して金額は40000円オーバー。

ひとり単価7000円台と言う金額を支払う羽目になりました。

この手のボッタクリ店は居酒屋の世界だけではなく、残念ながら風俗の業界にも存在します。

風俗の世界が今でもアングラな世界に見られてしまう理由のひとつとなっているのが、こうしたダークな面があること。

手法としてはこの居酒屋と同じようなものですが、風俗のボッタクリには大きく分けて以下のような種類が存在します。

 

タケノコ剥ぎ

名古屋発祥とも噂される最もオーソドックスなボッタクリの手法。

最初は安価なプレイ料金でお客さんを誘い、お店に連れてきますが、女の子の写真を選ぶまでもなくいきなりその料金を支払います。

そして女の子と対面するとプレイ前に料金説明が改めて行われ、服を脱ぐ・フェラをするなど通常の風俗店であればプレイ料金の中に当然入っているはずのサービスでさえもオプションのように料金が追加され、最終的にヌキに至るまでは通常の風俗店の数倍のお金を支払うことになるというシステムです。

語源はタケノコ狩りの際、皮をどんどん剥いていく様子がプレイごとのオプション料金をどんどん追加していく様子に似ていることからこの名が付きました。

最近ではめっきり減ったとはいえ、今でも時折被害にあったという声が聞かれます。

 

出口塞ぎ

主に中国人女性などアジア出身の外国人女性が働くお店で使われることが多いといわれている手法がこれ。

これもキャッチが最初に安価なプレイ料金でお客さんを誘い出し、お店の中に入れます。

ここまではタケノコ剥きと同じですが、出口塞ぎがいるお店でタチが悪いのは、初っ端のプレイ料金が最初のキャッチが行っていた金額とは異なり、数倍高額と言うもの。

「これでは支払えない」と言うことでお店を出ようとすると、ガタイのいいコワモテの男性が出口を塞ぐようにして立ちふさがります。

 

そのため大抵の方はそれにひるんでしまい、法外な金額を支払ってしたくもない風俗遊びをすることになります。

仮にお金が足りない場合は出口を塞いでいた男性にコンビニのATMにまで連れていかれ、お金を下ろすハメになることもあるのだとか。

しかし、あまりに強引過ぎるこの手法には警察も黙っておらず、逮捕された事例が10年前から増えました。

そのため、出口を塞ぐ形のボッタクリ風俗自体は減りましたが、今でも出口塞ぎという手法は健在。

最近ではタケノコ剥ぎとセットにしてお客さんを逃さないように進化を遂げています。

 

替え玉

これはお金の面での被害はさほどないですが、メンタル的にはだいぶキツいボッタクリ。

簡単に言えば女の子のプロフィール写真と実際にやってくる女の子が別人というもの。

ホテル前などでやってきた女の子に「写真と違う」と言って文句を言っても「その子が写真の子ですから」と一点張りでいわれてしまえばそれまでなので、希望とはかけ離れたタイプでもない女の子にお金を払わなければならないという残念さがあります。

「後からお金が取られない」ということで訴えられることも少ないせいか、ボッタクリ風俗のジャンルの中では今でも健在。

2chなどの匿名掲示板ではこうした写真と実物が違い過ぎる女の子を「パネルマジック(パネマジ)」と称されています。

 

筆者が遭遇したボッタクリ店体験

ここまでのボッタクリ風俗は3パターンほど紹介しましたが、筆者は20代のころに1度だけボッタクリ風俗に引っかかったことがあります。

それは忘年会シーズンの12月のこと。場所は上野のアメ横でした。

この時の筆者は知人と酒を飲んだ帰り道で、千鳥足でフラフラと歩いていました。

風俗店のキャッチからしたら格好の“カモ”と言うべき状態だったといえるでしょう。

間もなく同年代くらいのキャッチの男性に声を掛けられました。

「お兄さん、一発ヌいていきません? 日本人の女の子が60分で10000円ですよ!」

都内のデリヘルの平均価格は60分でも20000円程度なので、この価格はかなりの格安。

お酒を飲んで思考回路が低下しているということもあったのでしょう。

この提案を取り入れて、キャッチの男性についていきました。

付いたのはとある雑居ビルの地下。

アメ横のメインストリートからは離れていて薄暗い感じすら漂います。

受付らしきところにいたのはちょっとコワモテな50代の男性。

通常のデリヘルのように受付で女の子の写真を3枚ほど出して、選ばせてくれました。

どれもチェキで撮った写真なのでさほどキレイなものではありませんでしたが、実物とのブレはない感じはありました。

この中で好みだったロングヘアーの女の子を選び、10000円を支払って、指定された部屋へ行きました。

この風俗店はマンションの一部の部屋がこの風俗店のプレイルームのようで、指定された部屋にノックをしてはいると、ひとりの女性がワンピースを着て待っていました。

「コンニチハ」……発音からして、明らかに日本人ではないことがすぐにわかります。

酔っていた筆者でもさすがにそれは分かり国籍を尋ねたところ、予想通りに「中国デス」と返答してきました。

……この時点で、最初のキャッチの説明とは大違い。

明らかに詐欺です。

ですが、ここまで来てしまったらもうどうしようもないと言うことでとりあえずさっさとヌいて帰ろうと決意しましたが……

待っていたのは驚きの言葉でした。

 

「ヌグノハ、ツイカデ5000円、シャワーハ2カイデ5000円、テコキガ……」

とよくわからないことを言い出す彼女。

要するに彼女が服を脱ぐのにも、筆者がシャワーを浴びるにも、そして手コキのサービスを受けるにもいちいちお金がかかると言うことがわかります。

最初のプレイ料金5000円の意味がないように感じますが、これは彼女曰く「ニュウジョウリョウ(入場料)」。

まるでテーマパーク並みの超高額料金です。

すっかり酔いが冷めた筆者は「さすがにこれは支払えない」と思いますが、ここまでくると引き戻せません。

なので、やむを得ず最小限の金額で済む方法を考え、彼女を脱がせず、手コキの6000円だけで済ませようともしましたが、間もなくシャワーは必須だと言われ、追加で5000円を支払いました。

シャワーを浴びて、やっとの思いで手コキになりましたが……驚いたことにビニール手袋着用でのもの。

これではムードもへったくれもありませんし、ペニスも硬くなりません。

「オニイサン、ナカナカイカナイネ……」と女の子が困った表情を浮かべ出し「モウ10000エンダセバ、ホンバンデキルヨ!」と持ち掛けてきましたが、当然拒否。

なんとも不毛な時間がやっと過ぎようとしたころに、女の子は突然、筆者のペニスを口に咥え出しフェラ。

その意表を突いたプレイにはさすがに筆者のペニスも反応してついに射精してしまいました。

 

ちなみにフェラは8000円です。

彼女が勝手にしたことを理由に払えないといったのですが、

「ヤラセテオイテソレハナイヨ! テンチョウヨブヨ!!」

と理不尽極まりない大激怒。

これでもめても仕方がないということでその8000円も支払い、2回目のシャワーを浴びて部屋を出ました。

結局、プレイ料金の他に総額19000円も支払い、彼女曰くの「入場料」を含めると結局29000円の出費に。

ボッタクリとしては比較的小さな被害ではありましたが、これに懲りた筆者はしばらく上野での風俗遊びを控えるようになりました。

 

ボッタクリ店の見極め方は?

ここまでを読むとボッタクリ店の手法がわかることでしょう。

とはいえ、実際にボッタクリ風俗店かどうかは一目見ただけではわかりません。

そこで筆者の経験談をもとにボッタクリ店の特徴をまとめてみました。

 

キャッチが声をかけてくる

ボッタクリ店は身元がバレるのを避けるためか、お店のホームぺージを持たない傾向にあります。

そのため、お店の宣伝をするのはキャッチ。

彼らが酔客相手に甘い言葉で誘って、お店まで案内するというのが一連の流れと言えます。

なので、繁華街ではキャッチについていかない方が正解。

繁華街で風俗遊びをするときは事前にスマホ等で調べてから、お店に予約を入れるか、遊ぶお店が決まっていない時は無料案内所などを利用したほうがいいでしょう。

 

携帯番号しかないお店は注意

ボッタクリ風俗はある程度の期間を過ぎると街を移動して、別のところで再びボッタクリ営業を始めます。

そのためホームページを持っているお店でも固定電話を持たず、携帯の番号しか記載されていないというケースがあります。

こうしたお店はボッタクリ風俗の可能性が高くなります。なので利用しない方が賢明でしょう。

 

在籍女性の写真がモザイクなし

これは外国人の女の子の専門店ではありがちですが、どういうわけか女の子たちのプロフィール写真にモザイクなどの加工が何一つされていないものが掲載されています。

が、実はこれ、そもそもの写真がダミー。

フリー画像等の女性の写真を使用し、さもお店に在籍しているように見せかけるという手法です。

実態がない女の子ですから、当然写真とは全く違う女の子がやってくるのは明らか。

これもボッタクリ風俗を見分けるポイントと言えるでしょう。

 

ボッタクリ店のまとめ

以上、あらゆる手段を使って料金をむしり取るボッタクリ風俗店の実態についてまとめてみました。

こうしたお店は繁華街にはまだまだあるので、遊びに行く際は細心の注意を払って出かけましょう。

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fukushimax

野球やギャンブルを愛するフリーライター。共著ながら本の出版経験多数あり。2016年にシンデレラグループ横浜店で遊んだ際に、女の子から当コラムの仕事を紹介され現在に至る。風俗大好き。


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