「挿入したい!」――多くの男性はそうした性欲を少なからず持っています。
しかし挿入ばかりはさすがに相手がいないとできません。
そんな相手のいない可愛そうな人たちにお勧めなのがオナホールというアイテム。
まるで実際に挿入をしているかのような体験ができる代物で、長年多くの男性から愛されてきました。
そんなオナホールについて調べてみました。
オナホールとは?
「手軽にSEXが楽しめるアイテム」として知られるオナホール。
男性ならば一度は体験したことがある方が多いのではないでしょうか。
ただ、オナホール自体のことを改めて聞かれると意外と知らないことばかりだったりしませんか?
そもそもオナホールとは「オナニーホール」の略称。
男性のペニスを女性器に挿入する快感を味わうために女性のあそこをかたどったアイテムです。
これをペニスに装着してオナニーをするとまるでSEXをしているかのような快感を味わえるとして人気を博しています。
オナホールの歴史を紐解くと意外と古く、その起源はなんと江戸時代の初期にまでさかのぼります。
その第1号と言われているのが「吾妻形」というもの。
出典:『全盛七婦玖腎』
刀の鞘の技術を応用してべっこうで作られた筒の内側に柔らかな布を貼ったことで女性器の中を再現したというもので、これを直接ペニス装着してオナニーするという今とほとんど変わらない使い方をしていました。
しかし、単に筒の中に柔らかな布を貼っただけという代物なので、当然ながら現在のオナホールのような気持ちよさは到底得られません。
しかも内側に貼っていた布は当時高価なことで知られるベルベットだったため、一般的な家庭にはまず手に入らない代物でした。
そのため、当時の庶民には吾妻形がいきわたることがなく、彼らはこんにゃくで代用したり、そもそも吉原に行って性欲を処理していたといわれています。
そんなオナホールは時とともに進化を続け、べっこうに布を貼っていたものから素材園もが変わりゴム製に。
これに合わせてローションなどのアイテムも普及しだしたことで一気に市民権を得ていきました。
そして2000年代に入るとオナホールの代名詞とも言えるTENGAシリーズなどをはじめとしたハイレベルなオナホールが登場し、現代の様な充実したラインアップを築くようになったという歴史があります。
オナホールの種類
TENGAシリーズをはじめ、様々なバリエーションを誇るオナホール。
現在では伸縮性に富むシリコンや塩化ビニールなどで作られていることがほとんどですが、その形は様々。
あまりに女性のアソコの部分をリアルにすると警察の取り締まりを受けることもあるなど、結構デリケートなアイテムでもあります。
ここではそのタイプ別にオナホールの種類とメリット/デメリットについて紹介します。
貫通型
オナホールの中でも最もポピュラーなのがこの形。
価格も3000円前後とリーズナブルなのも、長年愛される秘訣と言えるでしょう。
その名の通り、ちくわのような形でペニスを貫通させることができます。
シリコンや塩化ビニールなどでつくられているため、何度でも使用することが可能で、オナニー後に洗うのも簡単という利点があります。
また、貫通させた際にオナホールの縁で亀頭を刺激することもでき、強い刺激と快感を得ることもできます。
ただし、ペニスを貫通するように装着するため、射精した後のザーメンやローションが漏洩しやすいというのがネック。
射精後のザーメンが飛び散らないように工夫する必要があります。
非貫通型
こちらは貫通型とは異なり、先端部分が閉鎖されているタイプ。
このタイプだと当然、挿入後に発射したザーメンやローションは中にたまるため、ザーメンやローションが飛び散らないという利点があります。
その代わり、掃除をするのが面倒になるという欠点があります。
ペニスを挿入することで密閉されるため、内部に空気がたまりますが、これを抜くとピストン運動の引き時にペニスに負圧がかかります。
こうなるとフェラの際のバキュームのように吸い付くような快感が得られるという利点があります。
この感覚を忘れられないという方は非貫通式を選ぶことがほとんどです。
電動型
文字通り、オナホールに振動を与える装置が取り付けられていて、挿入時の上下運動を体験できるようにしているのがこの電動型。
こうすることで手に無理に負担を賭けず、本当にSEXしているような感じに浸ることができます。
ただし、電動であるがゆえに価格が高額で、平均価格は5000円オーバー。
オナホールの使用方法からして店頭でのお試しができないだけに、もしも自分の好みでなかった場合は痛い出費になります。
カップホール
上で紹介した3つの種類はいずれも複数回使うことを前提に作られたものでしたが、カップホールは一回きりの使い捨て。
いわゆるTENGAブランドとして2005年頃から世の中に出回り始めました。
プラスチックの容器(カップ)の中にあらかじめローションをしみ込ませておいたスポンジやエアクッションがぎっちりと入れられており、従来のオナホールに比べてより吸い付くような強い密着感がウリといえます。
継続して使うことを前提に作られている貫通型・非貫通型のオナホールが3000円前後の価格だとしたら、カップホールは1000円もあれば購入可能。
ただ一回きりの使い捨てであることを考えると、個人的には割高に感じます。
ビデオBOXの中にはサービス品としてプレゼントされることもあり、もらってこれほど嬉しいものはありません。
また、風俗店の中にはオプションとして採用しているお店もいくつか存在します。
ポケットサイズ・卵型
このオナホールも1回限りの使い捨てタイプ。
使用されている素材もカップホールと何ら変わりません。
違いとしてはサイズ感。
卵と同じくらいのサイズなので手軽に持ち運びが可能で、屋外のトイレなどでも使用可能というメリットがあります。
またサイズが小さい分、値段が安くワンコインで買える商品なので愛用者はまとめ買いする方もいるほどです。
こんにゃく・カップラーメンetc…
これは番外編。
というのも製品というわけではなく、個人的に代用品として使用することがある2大食品。
こんにゃくは江戸時代からオナニーのサポートグッズとして使われていたという歴史があるように、切れ込みを入れてそこにペニスを入れればヌメヌメとした感触が気持ちよくオナニーへといざないますし、カップラーメンも底に穴を開けてお湯を入れて30分ほど待ってからお湯を抜けば立派なオナホールになります。
ただし、これらの方法は本来の使用法ではないだけに危険も伴います。
ペニスはデリケートな部分なので、試す際は自己責任でお願いいたします。
オナホールの使い方
手軽にSEXを体験できるとして愛されてきたオナホール。
使い方といっても至ってシンプルなものばかりですが、改めてここでおさらい。
まずは必要なものからリストアップしていきましょう。
・オナホール
・ローション(カップホールの場合は必要なし)
・ティッシュ
・キッチンペーパー
・オカズになるAVなど
まずはオカズとなりそうなAVを再生しムードを高めて、ペニスを勃起させます。
そのタイミングでオナホールにローションを注入します。
この時、貫通型のオナホールを使用するときはローションが漏れ出ないように気を付けましょう。
次にペニスをオナホールに装着。
非貫通式の場合、密着度が高いためペニスのサイズによっては入りづらいということもありますが、生身の女の子とは違ってシリコンや塩化ビニールでできているので、多少強引に広げても大丈夫。
ピタリと密着させればその分気持ちがいいのでしっかりと広げてから挿入してください。
そして挿入し終わったらあとは思いのままにしごいて射精へ導いてください。
その時の気持ち余は筆舌に尽くしがたいものがあります。
……と、ここまでを簡単に説明しましたが、オナホール使用時のオナニーの肝はその後の片付けにあるといっても過言ではないでしょう。
片付けの際、まずはザーメンやローションの処理から。
貫通式の場合は飛び散っていないかを確認してからティッシュで丁寧に拭いてください。
そしてその後は風呂場や洗面台でしっかりとオナホールを洗浄。
ザーメンの成分のほとんどはタンパク質で菌が繁殖しやすいので、洗わずに複数回使用すると病気にかかることも。そのためしっかりと洗いましょう。
貫通式の場合は流水で流せば簡単にザーメンやローションは落ちますが、非貫通式の場合は流れでないためにしっかりと落とす必要があります。
この時、裏返したほうがきれいに取れると思いますが、ヘンに裏返すとオナホールそのものを傷つけてしまうため、裏返さずにじっくりと洗い流したほうがいいでしょう。
そしてある程度ぬるぬるがなくなったところでオナホールの中にハンドソープを数滴たらしてください。殺菌成分配合のものが好ましいですが、ボディソープでも十分代用可能です。
ハンドソープをたらしたら、あとはオナホールの中を指で洗います。
この時のコツは女の子のあそこを手でいじるときのように中指でじっくりと行うこと。
貫通型のオナホールの場合は反対方向からも指を突っ込んだ方がキレイに取れますし、さらにオナホールごと回転させると隅々まで洗うことができます。
ここまでやったらあとは流水でしっかりと泡を洗い流して洗浄作業は完了。
あとはキッチンペーパーを指に巻き付けてもう一度オナホールの中に突っ込み、丁寧に拭いていきます。
最後に風通しのいいところに半日から1日おいて乾かせばオナホールの洗浄は完璧です。
……これを見てわかる通り、オナホールは毎日使うには適していないので、もし毎日オナニーをする場合はオナホールを複数用意してローテーションする必要があると言えそうです。
まとめ
簡単に気持ちよくなれる反面、奥が深いオナホールの世界。
生身の女の子もいいですが、それに飽きて新たな刺激が欲しいと感じたとき、オナホールを試してみるといいでしょう。
新たな発見があるかもしれません。