インターネットの爆発的な普及から既に10年以上が経過しました。そのおかげで私たちは、大量の情報に高速にアクセスできるようになりました。
しかしその反面、たくさんの誤った情報に埋もれ、正しい情報を取得しづらい状況にあるとも言えます。
その懸念が見事に反映されたのが、口コミです。
ちょっと前に流行ったステマ(ステルスマーケティング)は、まさに情報社会において来るべくして発生した現象でした。やらせの口コミを書く、又は書いてもらうことで自己の商品やサービスを高く評価されているかのように見せる、とてもクリーンとは言えない手法です。
口コミに限らず有名人のブログなどでも、お金を出してその見返りに自社の商品やサービスを宣伝してもらうケースがあります。閲覧者の側からしてみれば、その有名人が本当に使ったのかどうかなどわかりませんので、ステマに踊らされた形になります。
会社の評判を探すのも同じです。最近では会社の評判を口コミ形式で集めるサイトがいくつかありますが、そこに書いてあることが本当のことなのかは実際入ってみないとわかりませんし、周りの人がブラック企業だと言っても、もしかしたら自分には合ってる会社なのかもしれません。
事前の情報収集は確かに大事ですが、他人の情報ばかりを頼りにしては本質的な部分は見えてきません。最終的にはやっぱり自分の目で見て、自分自信が体験しなければ本当のところはわからないものです。
ブログを書きながらこう言うのもなんですが、誰でも情報発信できるようになったこの時代だからこそ口コミやブログの情報を安易に飲み込まず、あくまで参考として捉えることをオススメします。