こんにちは。SEOマーケティング部のライター・廓だん吉です。コンテンツSEO担当として求人ブログや集客ブログなどを日々執筆しています。
――と言われても「廓だん吉? 誰だそれ」と思っている方も多いことでしょう。もっと名前を売り込んでいかなくてはと反省しています。
今回のテーマはまさにそんな話。SEOにおける「エンティティ」についてです。
エンティティと言われても、耳慣れない言葉ですよね。
グーグルの「非構造化データにおけるエンティティ参照を用いた質問応答」なる特許文書では、エンティティについてこんな説明がされています。
エンティティとは、単一で、一意で、明確に定義され、区別可能なものまたは概念です。たとえば、エンティティは、人、場所、アイテム、アイデア、抽象概念、具体的な要素、その他の適切なもの、またはそれらの任意の組み合わせです。
US20160371385A1 – Question answering using entity references in unstructured data – Google Patents
ちょっと何言ってるのかわからない感じですが、上記の文書にこんな補足もあります。
一般に、エンティティには、名詞によって言語的に表現される事物や概念が含まれます。たとえば、色「青」や、都市「サンフランシスコ」や、想像上の動物「ユニコーン」は、それぞれエンティティです。
んー、さっきよりも少しニュアンスが分かったような(分からないような?)。
大事なのは、グーグル検索がこのエンティティをキーワードを理解するために使っているという事実です。
グーグルは、ユーザーが入力した検索キーワードのエンティティを理解した上で検索意図を推測し、その意図に合った検索結果を返すといった作業をしています。
つまり、グーグルは「ユニコーン」のエンティティを理解しているからこそ「これは想像上の動物について言及しているんだな」と文脈の中で認識できるわけですね。
では、果たして「廓だん吉」のエンティティは正しく理解されているでしょうか?
試しに検索してみたところ、こうなりました。
1位、2位はX(旧ツイッター)のアカウントです。3位は昨年出演した某イベントの告知。
これを見る限り、一応グーグルにライターとして認識されてはいるようですが……いかんせん寂しい結果であることは否めません。
せめて過去記事がランクインしていてもよさそうなものですが、まったく引っかかっていません。うーん、これではお話になりませんよ(自虐!)。
なぜこんなことを気にしているかというと、それは昨今のSEO界隈で「E-E-A-T」が重要視されているからに他なりません。
はい、またよく分からない用語が出てきました「E-E-A-T」。
E-E-A-Tとは、経験・専門性・権威性・信頼を意味する英単語の頭文字からとった言葉で「ウェブサイトやコンテンツやコンテンツ制作者を評価する指標のひとつ」とGoogle検索品質評価ガイドラインに記されています。
要するにグーグルは、その分野において名声があり、専門的な知識と経験を備えた人物が書いた記事をより高く評価するってことです。
ではグーグルはどうやってそんなことを判断しているのかというと
・他の有名サイトなどで、その著者についてどれだけ言及されているか
・著者がその分野でどれだけ評価されているか(受賞歴、メディア出演歴……etc.)
そのためにはただブログを書くのみならず、SNSやYouTubeで発信をする、セミナーに出演する(?)などして名実ともに「著名人になる」ことが必要!
記事を検索結果で上位表示するには、そんな努力も求められる時代なのだと痛感します。
いやはや、SEOの変化は本当に早いものです。近年はAIの進化も著しいし。
しかしすべては「ユーザーにとって本当に有益なコンテンツを提供するため」。グーグルのその信念に従って、ミッションに励んでいく所存であります。
そんなわけで廓だん吉、これまでなるべく地味に生きてきましたが、今年は少し前に出ていくつもり。
でもあんまり顔を晒したくないし、とりあえずVTuberデビューでもしてみようかなあ……と悩ましく思っている今日この頃です(前回のブログでは顔出ししていますけどね)。