幹部ナビをご覧の皆様、こんにちは。
入社してから早いもので一年が経ちました。
大きな変化といえば身長が0.6cm縮んでいたデザイン部のIです。
(その0.6cmが大事なんだ!!)
さて、2019年も始まりましたね。
そんなわけで今回は『今年のテーマカラー』にフォーカスを当ててみます。
まずは「今年のテーマカラー」ってなんぞや?という方もいると思うので、そちらの説明から。
アメリカの「パントン」という色見本帳の規格を作っている企業(https://www.pantone.jp/)が毎年発表している『カラー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれたカラーがその年のトレンドとなります。
そのため、そんな企業が言うトレンドならばその色を取り入れていこうという流れがデザイナーの中にあるのです。
では、早速今年の流行りとなる2019年の色です。
2019年はLiving Coral [リビング コーラル]が選ばれました。
あまり聞き覚えのない色かと思います。
Living Coralを翻訳サイトで翻訳してみると[生きている珊瑚]でした。
確かに珊瑚のようなオレンジがかったピンクのような可愛らしい色です。
パントン社のサイトから引用すると
“活気がありまろやかさもある Living Coral は、暖かさと滋養で私たちを包み込み、この常に変化する環境の中で快適さと回復力をもたらします。 “
とのことです。
滋養、快適、回復力。このキーワードは風俗業界でも通じるものがあります。
さらに色味もクセが強すぎないため、様々な店舗で使いやすいカラーだと思います。
ちなみに、風俗業界でまだまだ使われてるなーと思うのは2016年に選ばれたカラーのSerenityとRose Quartz[セレニティとローズクォーツ]です。
こんな色合いが使われたバナーに見覚えありませんか?
こちらは「落ち着いた考え方と心が平穏な状態を表した、調和のとれた色の組み合わせ」ということらしいです。
端的にいうと、リラックス出来そうな色合いってことでしょうね。
そのため、
・リラックスをウリにした風俗店では視覚的にイメージが伝わりやすい
・女性的な柔らかさを演出できる色で違和感や嫌悪感が出にくい
・どんな店舗にもマッチしやすい
ということが考えられ、全国各地の様々な店舗のバナーで積極的に使用されたのだと思います。
このように、風俗業界でもカラー・オブ・ザ・イヤーが流行ることもあります。
今年のLiving Coral [リビング コーラル]は風俗業界にマッチしそうな色合いなので流行るのではないかと予測しています。
私も作成中のバナーに早速使ってみました。主張しすぎず、薄すぎず使いやすい色だと思います。
ただ、肌色と近い色合いのため、風俗業界特有の肌色多めな写真と合わせて使う際にはバランスに気を付けなければいけないと思いました。
これには写真のコントラストを上げる、差し色として使うなど対策はいろいろありそうです。
さて、そんな訳で2019年のカラーはまだまだ可能性を秘めたLiving Coral [リビング コーラル]でした。
どのように取り入れていくか課題でもあり、楽しみでもあります。