1919年、ドイツの都市ワイマールに設立されたバウハウスご存じの方も多いと思います。
簡単に言うと【美術学校】建築、プロダクト、手工業、アートなどを統合し、新しい時代にふさわしいもの作りの必要性を教えた。
バウハウスは、ただの教育機関にとどまらず、多くの作品を生み出し、日常生活にデザインという概念を与えました。
モダニズムの原点として様々な評価の対象とされ、現在でもバウハウスによって育まれた建築・工芸・写真等の成果は、デザイン・美術の分野・様々なデザイナー達に大きな影響を与え、モダンデザインという形で製品化されて、心地よい生活の一部に、シンプルな美しさと機能性を持ち、しかも生産の場という性格も持っていたバウハウスには現代の工業デザインの原点があります。
ナチスの弾圧でわずか14年という短い期間で閉校に追いやられたにもかかわらず、その後世界に与えた影響は、計り知れないものがあるでしょう。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアー
マルセル・ブロイヤーのワシリーチェア
バウハウスに大きな影響を受けたアルネ・ヤコブセンのエッグチェア
フランスのル・コルビュジェも、バウハウスに直接参加はしなかったものの、
そのデザインには、近い方向性を感じる。
モダンデザインの素晴らしい者たちを辿ってゆけばバウハウスへとたどり着くその、原点
「最も美しいデザインは、実用性の追求から発生する」
納得できる言葉です。
華美な装飾を省き・シンプルで使いやすく・生産性に優れている・生活の中でどんなデザインが好ましいかを論理的に考える出発点になったのかもしれません、何でしょう、バウハウスがなかったら、ガラス張りでま四角の高層ビル群もベルサイユ宮殿のような格好をしていたのかもしれません。国立西洋美術館の洗練された美しいたたずまいも・・・・・
世の中には素晴らしいことが起きる、そして後世に素敵な影響を及ぼす、時を越えて成長と進化を繰り返し受け継がれる、
デザインを志す者の一人として、尽きるまで、こだわってゆきたいものです。
1967年ドアーズがデビューし・ジミーヘンドリックスがギターを燃やした・ボニーとクライドがハチの巣になったこの年私は生れた。
42年の月日が教えてくれたこと、40代なんて、まだまだ、鼻たれ小僧だということ、世の中にはすごい人・素敵な人がたくさんいる。
この会社にも。私も尽きるまで、まだまだ、頑張る・・と毎日オモウ。クリエイティブチーム・エフ・ジューライダー