Web事業部/制作部セクションチーフを務めさせていただいております長岡です。
Web事業部/制作部セクションチーフでありながら、「Webのスキルなど必要ない!」と言い放つようなメチャクチャなチーフです。
私は、新人の方に次のようなことをよく話します。
1、モニタの向こうにいる人のことを想え!
2、私はWebが嫌いだ!
3、デジタルとアナログは「逆」の発想法だ!
4、私の教えたことは忘れていい!
5、物事の関係性を見い出すこと、それが「学習」だ! ・・・まぁ、普通よりもちょっとメチャクチャです。
1、の「モニタの向こうにいる人のことを想え!」は、前月のBlog「己の夢など捨ててしまえ!」で書いたと思います。
今回は2、の「Web嫌い」について、ちょっと語ります。
私が「Web嫌い(SEOも嫌いです)」な理由は、ただ単に「Web」を生業(なりわい)としているからです。
ちなみに、以前ゲーム業界に身を置いていた時は、「ゲーム嫌い」でした。
ぶっちゃけ「Web嫌い」というは方便です。
なるべく「Web」技術にのめり込まずに、冷徹に業務を俯瞰するためのに「Web嫌い」を装うってるだけです。
私以外に「Web」が大好きで、尚且つ能力の高い優れた人材はそろっているわけですから、違う見解・見識で業務に貢献できればと考えてのことです。
ひとつの考えに凝り固まらないための予防策でもあります。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、この言葉、仕事においては「罠」になります。
「上手」になるのは結構なことですが、ユーザー視点を忘れて、ただ単に「上手」になってしまうと「独りよがり」になってしまいます。
下手をすると現場の作業効率や、SEO対策的な意味、本来タグが持つ意味やブラウザ上での振る舞いなど、基本となる部分を喪失してしまうことになりかねない。
その「Ajax」は本当に必要なのか? その「reset.css」は適切か? その「clearfix.css」は、本当に機能しているのか? ・・・などなど 「技(技術)」に溺れると、「愛(作り手の心)」を忘れてしまうことがよくあります。
そのような「独りよがり」なプロジェクトを、私はいくつか見てきました。
Webのスキルなど必要ありません。
一番必要なのは「モノを創るココロ」や「創り手の責任」だったりします。
幸い私のチームは「モノを創るココロ」を持った人材が集まっています。
HTMLコーディングのスキルや経験など、まだまだ足りないところはございますが、そんなものは「モノを創るココロ」で十分カバーできます。
ただ、実直にタグと向き合い、そのタグを通してモニタの向こうにいる人と対話できる素質を備えた人。
そんな方を「チーム長岡」は求めています。
本当の意味で「モノ創り」をしてきた方、歓迎いたします。