空の半分を支えているのは女性である。
毛沢東の有名な言葉です。後にジョン・レノンがこの言葉を引用したように、実に詩的で美しい表現です。
風俗業界の半分を支えているのは女性である。
このパロディ表現に違和感を覚えるのは、風俗業界を支える女性の比率はもっと高いと考えられがちであるから、実際、私もこの業界に入ったばかりの頃はそんなふうに考えていました、「とにかくオンナさえいればどうにかなる」と。
品川ラズベリーで責任者を勤めさせていただいる者です。
例えば、女子面接。それは単に私(店)が応募の女性を選別する作業ではありません。それは同時に私と対座するその女性が私(店)を選別するプロセスでもあるのです。従って、私自身は常に「選ばれている」という意識を持ってその場に臨み、身形は勿論、言葉遣い、言葉の選び方にも細心の注意を払うよう心掛けています。体験入店のときに各スタッフに心掛けるよう指導しているのも同じです。男子フタッフはその女性が「店を選びに来ている」という意識を常に持っていなくてはいけません。それは単に愛想よく振舞えということではありません。彼女らの肌が店の雰囲気を感じ取り、その目がスタッフの力量を測っているという意識を持っていれば、自ずと接し方も変わってくるはずです。
お客様の視点からお店のクオリティを判断する一番の基準はやはり女性コンパニオンのクオリティでしょう。しかし、そのコンパニオンのクオリティを決めるのは男子スタッフの力量です。勿論、給与体系等、システム的なことがコンパニオンをクオリティを決める面も否定はできないのですが、そのシステムを運用するのは人間(男子スタッフ)ですし、最後はやはり人と人との繋がり、信頼関係が決め手となります。また、コンパニオンのクオリティは予め決まっているものでもありません。それを高めるのも下げるのやはり男子スタッフの力量、(適切な)教育や指導は想像以上の効果を発揮します。素晴らしい女性のいる素晴らしいお店には、優れた男子スタッフの存在が必要不可欠なのです。
風俗業界の半分を支えているのは男性である。
換言すればそういうことです。差し当たり陰となり日向となり女性を支える立場としての職務に言及しましたが、勿論それだけはありません。女性が主役と思われがちなこの業界、男性の役割は考える以上に大きいのです。
これをご覧いただいている、あるいは今現在どこかの空の半分支えているのかも知れない皆様方、私と一緒に私たちの空の半分を支えてみませんか? 美しく高く、シンデレラグループの空は皆様方の支えを必要としています。