「まあ、オンナ好きですし…」
と、半ば冗談で言葉を濁したのは、先日ある女の子から「何でこの仕事をしているのですか?」「この仕事は愉しいですか?」と訊かれたとき、その返答に対して「2008年で一番の衝撃でした!」と笑いを誘った私は多分「オンナ好き」には見えないのでしょう。今回初めて投稿させてもらいます、品川ラズベリーで主に内勤業務を担当しているアオヤギというものです。
さて、この女の子の質問でアタマを悩ませるのは「何で?」や「愉しいですか?」の疑問符ではなくて、実は「この仕事」の部分だったりします。勿論、私自身では「この仕事」のことを分かっているつもりでいるのですが、では、果たして女の子の目に私を含めた内勤スタッフが何をしているように見えているのか、重要なのはその点なのであり、それを理解していないと彼女の「何で?」にも「愉しいですか?」にも正しく答えられないのです。
私は彼女らにとって果たして何者なのか? 私がお客様からの電話を受けている姿など彼女らは知りません。ですから、彼女は「電話番は愉しいですか?」と私に訊いたわけではないはずです。
「わがままな女の子たちに口うるさくシフト要請をするのは愉しいですか?」
これは案外当たっているのかも知れません、というか、冒頭の私のふざけた回答は彼女の質問をそのようなものと勝手に解釈した上のものでもあるわけです。
ともあれ、此処で肝要なのは「何者なのか?」ではなくて「何者であるべきなのか?」なのであって、いまだその結論を見出していない私はそれを模索しつつ日夜この業務に勤しんでいる、と、差し当たりそんなふうにお話を纏めておきましょう。
あ、大事なことを書き忘れてしまいました。私がいまだ何者なのか不明であるにせよ、「愉しいですか?」の質問には素直に「はい」と答えておきましょう。勿論、私が「オンナ好き」だからではありませんヨ。「オンナ嫌い」には勤まらない仕事ですが、ただの「オンナ好き」に勤まる仕事でもありませんから誤解なさらぬよう…。