こんばんわいふ。横浜店の二宮損得です。
学童期よりごく平凡と人並みな読書に興味を持っていましたが、中学・高校と建築士を目指して建築関連の書籍を読みあさったことで、自然と読書が習慣化しました。
大学生当時、いつものように設計資料を探しに書店に訪れた際、平積みされていたロバート・キヨサキ著『金持ち父さん 貧乏父さん』のタイトルインパクトに惹かれ、初めてビジネス書を手にとったのがきっかけとなり読書熱がヒートアップ。
ちょうど自分の人生設計もどうしようか悩んでいた頃だったので、その衝撃的な内容に心を奪われ、一気にビジネス書の世界へとハマっていきました。
以来、空き時間さえあれば活字を嗜み、年間300~400冊は読むほどの読書好きに。
元よりビジネス書や実用書が中心でしたが、同じような要点の焼き回し劣化版や、AIで量産された文章が増えてきたこともあり、最近ではエッセイやミステリー小説にも手を伸ばすようになりました。
気に入った本は手元に置いておきたい派なので、引っ越しや大掃除のタイミングで定期的に整理しているにもかかわらず、自宅には少なく見積もっても常時200~300冊の『積読』が存在します。
ピーク時には、元カノに「えっ!本屋でもはじめるの?」と真顔で揶揄された過去も。
今では紙の書籍と電子書籍の割合はほぼ半々。
kindle unlimitedはPC、スマホ、ipadすべてにインストール必須の神アプリです。
ちょっとした空き時間や移動時間、さらにはトイレのお供に、何はともあれ無意識レベルでまずは起動。
コスパもタイパも最高の神アプリです。(2回目)
私にとって読書とは、著者の知識を吸収できるだけでなく、自分自身と向き合い、集中できる大切な時間でもあります。
これだと本の虫がただのひとりごつで終わるため、風俗に関連した書籍の紹介を少々。
風俗業界を題材としたタイトルに“風俗”“デリヘル”と名の付く書籍は、基本ほぼ脳死でポチるため、現存する関連書はわりとマニアックなモノまで99%読了しています。
以下は、風俗業界への理解を深めるためにぜひ目を通しておきたい書籍として、それぞれの簡単なあらすじと書評をまとめてみました。
実際、風俗店スタッフとして働くうえで、歴史的背景や経営ノウハウ、業界の実情を知ることはとても大切です。ぜひ参考にしてみてください。
『フーゾクの現代史 元情報誌編集長が見た「歴史の現場」』 生駒 明 著
あらすじ
元某風俗情報誌の編集長である著者が、実際の取材経験をもとに日本の風俗産業の歴史を振り返った一冊です。戦後から現在に至るまでの業態変遷や社会情勢とのかかわり、風俗店がどのように進化してきたかを多角的な視点で解説しています。
書評
業界経験者のリアルな体験がベースとなっているため、他の書籍にはない“豊富なモデルケース”と“生の声”が強みです。
社会情勢や法律、メディアの影響を踏まえつつ、風俗店が時代に合わせて変化していく様子が描かれており、スタッフとして働くうえで業界の“成り立ち”を理解する助けになります。
『よくぼうのかたち 合法JKビジネスの作り方』 桑田 著
あらすじ
一時期社会問題にもなった“JKビジネス”を取り上げ、その実態やグレーゾーンビジネスがどのように運営されているかを解説した本です。未成年をめぐる問題からルール・法律の整備不足、さらには運営方法の詳細など、実例を通してビジネスモデルを浮き彫りにしています。
書評
風俗と近しい領域でありながらも法的に危うい面が多い“JKビジネス”を中心に据えているため、グレーゾーンを扱うリスキーな側面を学ぶことができます。合法・違法の境界線や、社会からの目を踏まえた上での運営実態を知るうえで、一読の価値があります。
ちなみに著者の店舗はJK店と謳っていますが、無店舗型性風俗特殊営業(所謂デリヘルの届け出)をしているため合法です。単純に読み物としてオモロイ。
その他おすすめ著者
中村淳彦 氏
風俗業界や性産業に従事する女性の貧困や、生い立ちにフォーカスしたルポを数多く執筆しています。インタビューを軸に書かれた作品が多いため、働く女性たちの現状や背景をよりリアルに知ることができます。
坂爪真吾 氏
一般社団法人の代表としてセックスワークや性風俗の社会問題に取り組んでいる方です。
行政との連携や法律面、社会福祉との関わりなど、業界を取り巻く制度や社会的課題に深く踏み込んだ内容が特徴。風俗店スタッフの立場からも、業界を俯瞰する視点が得られます。
上記以外にも、某デリヘル店や某デリヘル店、さらには某デリヘル店のオーナー等々、また現役キャストや業界のインフルエンサーが執筆した様々な書籍が商業出版、自費出版問わずラインナップされ、実務的なデリヘル経営やキャストへのマニュアル、マネジメント等を学べるモノは多数ありますが、敵に塩を送る行為となるため、ここでは割愛。
風俗業界は法律や社会状況によって、変化が求められてきました。多くの書籍や著者の作品に触れることで、歴史的背景や経営ノウハウ、働く女性の現状を理解し、店舗スタッフとしてより適切なサポートやサービスを提供できるようになるはずです。
興味があれば、ご自身でぜひ書店やアマゾンで手にとってみてください。
最後に余談ですが、近年、『教育方針にそぐわない』『歩いて本を読むのは危険』という声が多く、二宮金次郎像が撤去されているそうです。
時の移ろいを感じますね。
以上、損得でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。