早速ですがクイズです!
「上の画像のうち何名のアイドルや女優の名前がわかりますか?」
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
いかがでしょう?
何人わかりましたか。
『なんとなくあの子っぽいな・・・』
『この女優さん見たことある気がするけど・・・』
そんな思考が、頭のなかをグルグルされているかもしれませんね。
はい。
気になる正解は・・・
実は、私にもわかりません苦笑
なぜなら、上の画像はすべてAI(人工知能:Artificial Intelligence)が描写した架空の肖像だからです。
AIによる画像の自動生成の原理は、聞き慣れない言葉も多くムズカシイため、ここでの説明は省略させていただきますが、
こんなカワイイ子や、キレイな女性の画像があっという間(数分~数十分程度)に、しかもほぼ無限に描写できてしまいます。
さらにはAI技術を活用することで、こうした静止画像に動きをつけることや、音声をつけることなども可能です。
すごいですよね!
風俗業界に従事する人、あるいは興味がある人であれば、いろいろと想像や妄想がふくらみませんか?
フーゾク業界のバージョンアップ
前項で取り上げた【AI】という言葉。
ここ数年、チラホラと耳にするようになりました。
少し時代を遡ってみると、ひと昔前までは【IT】化という言葉がもてはやされ、2000年前後を目安にモノゴトが一気にデジタルシフトされました。
我々、風俗のインフラを例に挙げてみても、
・雑誌の紙媒体から、インターネットのWEB媒体へ
・ポラロイドのアナログ写真から、フォトレタッチのデジタル画像へ
・手書きの顧客管理や会計帳簿から、クラウドによる一括処理へ
などなど。
アナログからデジタルへ、改善された事例は数多くあります。
当時のこうしたIT化の流れのごとく、AI技術による社会環境へのインパクトは、徐々にはじまっているようです。
巷では、「AIやロボットに仕事が奪われ働き口がなくなる」などと、ここ10年ほど前から脅かされるようになりました。
2015年。オックスフォード大学と野村総研が共同で「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」と発表されたことは有名で、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
さらにアメリカの大手コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニーでは『未来の日本の働き方』について、「2030年までに既存業務のうち27%が自動化され、結果1660万人の雇用が代替される可能性がある」と調査されています。
実際、世界最大の投資銀行ゴールドマンサックスでは、2000年頃に600人トレーダーがいたそうです。ところが、2017年にはわずか2人だけとなり、日々の取引はITエンジニアが運用する人工知能搭載のロボットがおこなっているのだとか。
それによる運用成績アップはもちろんのこと、年間で2.5億ドル(日本円換算で約300億円以上)も人件費削減ができたそうです。
また中国のとある不動産債権回収会社において、試験的にAIによる仮想の美人女性の社員を創作しました。
そしてそのAI社員に電話営業を行わせたところ、社内の誰よりも優秀な成績を収める結果となり、最優秀従業員に選出されましたが、AIという事実を公表したところ社内から不満の声が続出してしまった。などというニュースもあったそうです。
そのような時代の波が押し寄せているなか、旧態依然の我々風俗業界はどうでしょうか?
この記事では、独断と偏見で風俗業界の近未来予測をしてみたいと思います。
風俗の仕事はAIやロボットに代替え可能か
ここで風俗の仕事に話題を置き換えると、
「風俗は人間商売だから、大半は人間でなければできない仕事だろう!」
「ロボットやAIには到底表現できない人間味こそがこの仕事の醍醐味だ!」
などと理路整然に語る有識者も少なからずおり、たいていが反論されます。
しかし、本当にそうでしょうか?
一見すると正論のように感じますが、
性風俗営業における業務を細分化していくと、実はAIやロボットに代替可能な内容ばかりかもしれません。
デリヘルを一例に、普段、我々がおこなっている仕事を大まかにリストアップし、それぞれ検証してみましょう。
【予約受付業務】
・AIによるチャットボットや自動認識音声オペレーション
・ビックデータによる一元化された顧客情報管理、適正キャストの案内
・携帯端末での予約から電子決済までを完結する管理システム
【広告運用業務】
・AIによる自動テキスト生成や適正画像の選定
・機械学習、自動最適化による広告費適正比率の算定、並びにコンバージョン率の向上
【ドライバー業務】
・AIによる自動運転、並びに配車の効率化
【清掃業務】
・掃除ロボット
・AIによる備品管理システム
【経理業務】
・AI、クラウド管理による最適化
・領収書などの仕訳業務の自動化
ひとつひとつの業務を細分化し取り上げるとキリがないため要点のみですが、おおまかなイメージはつかめたのではないでしょうか。
これらはなにも近未来的な空想の話ではなく、現代社会で充分対応可能な技術ばかりです。
このようにAIやロボット技術を業務に活用することで、伝達モレや会計ミス、自動車事故や違反はもちろん、業界特有の男性従業員の「おいた」に至るまで、ヒューマンエラーを限りなくゼロにすることが可能です。
もちろん人(ヒト)がいらないので、マネジメントする管理職も必要ありません。
ここで、
「風俗はヒトを扱う仕事だからマネジメントは必要だ!」
「キャストのフォローや対応は繊細だからAIには無理だ!」
と反論の声も聞こえてきそうです。
もちろん私自身も同感です。
接客サービスの指導や教育は、【オンライン学習】で十分事足りるでしょう。
とはいえ、この業界は複雑な社会背景をもった働き手も多いため、どうしても人間味が必要なケースは出てくると思います。
しかし、詳細は後述しますが、AIはコミュニケーションはもちろん、相手の感情を読み取ることまですでに実現できています。
将来は風俗サービスにキャストも必要なくなる!?
さきに従業員の話題を取り上げましたが、風俗業といえばキャストが主役です。
キャストあってのフーゾク商売ともいえますが、果たしてこの先も働き手は安泰でしょうか?
エロの商売は大きく、
A.画像や映像などのコンテンツ(情報の創作物)
B.会話や接触などのエクスペリエンス(リアルな体験)
に分かれており、性風俗は後者Bの商売です。
「ヒトとヒトがコミュニケーションやスキンシップ、性的行為を楽しめる娯楽サービスで成り立っている」
あえて言語化するならば、このような表現となるでしょう。
やはりヒトありきで、人間味こそ不可欠、かつウリのポイントなのは確かな事実です。
ですが、少し視野を拡げると、セクサロイド(セッ◯ス+アンドロイドの造語)という呼称は昭和の時代から使われ、漫画や映画の作品に登場していますし、ラブドール(いわゆるダッチワイフ)を自宅やホテルに届けるデリヘルが昔も今も少ないながらも存在しています。
ラブドールといえば、日本ではオリエント工業が有名で、2022年現在において創業45年も経つ優良企業です。
ダッチワイフと聞くと、浮き輪のようなビニール製で、何となく女性っぽい絵が描かれた粗悪品のイメージがあるかもしれません。
ところが、同社のラブドールは外見、スタイル、肌の質感、関節の動きに至るまでクオリティーの高さに驚きます。
それもそのはず、実在するモデルから型取りをして、さらには肌を覆うシリコンの原料に香りを混ぜ込むほどのこだわりようだそうです。
実際に私も間近で眺めたり、振れてみたりしたことがありますが、本当の人物であるかのような仕上りに思わずドキッとなりました。
同社以外にも、ラブドールは国内産や安価な中国製などラインナップも多様化しており、ひと昔前に比べると、身近で手に入りやすくなってきています。
さらに中国では冒頭の例にも挙げましたが、日本以上にAIをはじめとする先進技術に対する取り組みが盛んのようです。
興味深いのが、その取り組みの一環に、中国の社会問題となっている人口の割合が圧倒的に女性比率が少ないことを改善する政策として、AIを搭載したお嫁さんロボットを開発するまでに至っているとかいないとか…
また同国は、疑似恋愛が楽しめる人工知能を搭載したチャットボットにハマる若者も増加中だそうです。
このチャットボットに組み込まれているかは未確認ですが、AIはすでにユーザーの感情を可視化することもできています。
冒頭に挙げた架空の肖像のように、AIによって生成された自分好みのルックスや声のキャラクターと、通話やチャットを通じてコミュニケーションを取ることが実現可能な現在。
加えて性格や趣味嗜好をプログラミングし、さらには感情を読み取ることも可能なため、よりリアリティーが増し没頭してしまうでしょう。
例えるなら、Vtuber(バーチャルYouTuber)などがイメージに近いかもしれません。
最近たびたび世間を賑わせるようになりましたが、一回のライブ配信で数十万から数百万まで稼ぐツワモノもいるそうです。
あれこそまさに、コンテンツのリアル化現象といえます。
AIなら簡単にボタンひとつで女性が男性に、男性が女性になることもできますし、冒頭の画像のようにキャラクター生成は無限です。
こうした技術に、VRやメタバースなどを組み合わせれば、キャラクターだけに限らず、好きな空間やシチュエーションも表現可能なため、中毒者も続出すること間違いなしでしょう。
近年は、VR映像と実際のプレイを掛け合わせたサービスのお店もあります。
VR技術について少し補足すると、現在ではVRの映像に連動したオナホールもあり、逆に手コキの動作に合わせた映像を流すことも可能です。
もうここまでくると、AI技術でなんでもありですね苦笑
1994年に公開されたシルヴェスター・スタローン主演の『デモリションマン』というアメリカSF映画がありました。
この作品には、未来人がVRをつかったヴァーチャルセッ◯スシーンが登場しますが、そういう現実社会になる可能性も十分に考えられます。
さらには、生活環境が後追いするかのように、新型ウイルスの影響で空気感染や粘膜接触が危ぶまれ、ヒト同士の濃厚接触が敬遠される昨今。
このようにAIやロボットの技術開発が進むことで、A(コンテンツ)とB(エクスペリエンス)の隔たりがなくなり融合されていくものと考えます。
どうなる!?フーゾク業界のゆくえ
ここまでの話をまとめますと、AIやVR、ロボット技術によって、ワクワクするような近未来が待ち受けている。
反面、我々からすると、従業員やキャストとして、固有の誰々という価値は今後ますます下がることが懸念されます。
しかし、逆にポジティブに考えれば、誰でも売れっ子キャストになれる可能性だってあるわけです。
現にVtuberの中身なんて、おっさ(ピーーー!!※自主規制)が人気を博し、稼いでますからね。
「風俗業界もダイバーシティ(多様性)が求められる時代になった」といえるのではないでしょうか。
クルマのオートマ化や自動運転化も進み、ハイブリット車や電気自動車が数多く販売されるなか、古き良き燃費の悪いマニュアル車の愛好家がいるように、既存の人間味ある性風俗サービスを好むユーザーはいるでしょう。
そのため余程の法的規制がない限り、今の仕組みもなくなることはないはずです。
風俗業界のパラダイムシフトはすぐそこまで来ています。
シンデレラFCグループは、すでにこうした近未来に向けた取り組みをしているかも!?
信じるか信じないかはアナタ次第です。