絶対に飲まない!と誓っていた「タピオカミルクティー」がおいしくてまた飲みたくなっている今日この頃。こんにちわ、教育担当のスギモトです。
さて、今回はシンデレラFCグループで行っている”キャスト面接“についてお話し致します。
面接に関わるコラムは過去にいくつか書かせていただきましたが、今回お話しするのは「面接の順序」についてです。
「一体どんな事をやっているのか?」同業の方は勿論のこと、「風俗のキャスト面接って一体なにをやっているんだろう?」と思っている方達の参考になれば幸いです。
■順序概要
シンデレラFCグループで行っているキャスト面接は次のような順序で行っています。
②身分証確認
③ヒアリング
④店舗・グループの概要(がいよう)説明
⑤報酬・各種待遇の説明
⑥合否
これらの面接に要する時間は「30分以上・1時間以内」を心がけています。
中には「面接に1時間は長い!」と思う同業者様や女の子もいらっしゃると思いますが、グループとしてはお店のコンセプトとバックだけしか説明しない粗末な面接は行わない方針です。
応募者に耳を傾け、しっかり稼いで頂けるような環境を提案するためにも多少なりともお時間を頂いています。
また、キャスト面接は同時に面接官が応募者に面接される場でもありますので言葉遣い・身だしなみがしっかり整っている事が最低条件となっています。
※改善できないスタッフは面接業務を担当することが出来ません※
それでは各種項目の解説に移りたいと思います。
■送迎、身分証確認
まずは応募者と面談する前にやることが2つあります。
★送迎★
文字通り応募者を所定の待ち合わせ場所に迎えに行くのですが、首都圏では駅前にスカウトや不審者がいるエリアがいくつか有ります。
応募者が駅に到着し、「今日面接の○○ですけど・・」と、お店に電話しているところに聞き耳を立て
というような感じでスカウトや不審者が声をかけたりしているのです。
実際に応募者がそのような人達に騙されてついて行ってしまったりする事も残念ながら珍しくはありません。
そのような事にならないため当グループでは電話を切らず待ち合わせ場所に誘導したり、簡単な合言葉を応募者に伝えるなどして対策を講じています。
“面接業務”はもうここから始まっています。
★身分証確認★
無事に応募者と合流し、挨拶を済ませて事務所に誘導したら身分証の確認を先に行います。
年齢を確認するだけなら採用後でも問題ないのですが採用が決まった段階で身分証の不備が発覚してしまうと体験入店の準備をしていたスタッフ、体験入店を心待ちにしていたお客様、そしてなにより「お仕事が出来る!」と意気込んでいた応募者を落胆させることになり、全てが”水の泡”となってしまいます。
(当グループでは面接が始まったらある程度、体験入店の準備を行っているのでその時間が無駄になってしまいます)
そうならない為にも面接を開始する前に身分証をしっかり確認し、周囲のスタッフに「入店の可能性の有無」など情報を与えて、的確な指示を出すのも面接官の務めです。ココ、重要です!!
■ヒアリング
応募者へのヒアリングは主に次のようなことです。
・希望の出勤日、時間、目標金額
・現在の職業、月収、勤務日数、勤務時間、公休日
・風俗経験の有無、前店の退店理由(または辞めようと思っている理由)
・家庭環境(家族構成)
・借金の有無
・彼氏(彼女)や配偶者の有無
・何を見て応募したか、応募の決め手 など
(他にもいくつかありますが、企業秘密ってことにしておきます!)
聞きやすい話もあれば、初対面では聞きづらい話もたくさんあるのが風俗のキャスト面接です。
些細な事でも問題視されがちな世の中なのでどこまで踏み込んでいいのか?と悩む方が多いの思いますが、ある程度は踏み込んで話を聞いていかないと応募者に適切な返答が出来ませんし、合否はどうあれ応募者の役に立つことは出来ません。
ヒアリングが不十分な採用は女性とお店側の認識が食い違い、退店率も高くなる傾向にあります。
慣れないうちは時間がかかると思いますが、ヒアリングは十分に時間を使っていい項目だと私は思っていますので、しっかり行うようにしましょう!!
★店舗・グループの概要(がいよう)説明★
ヒアリングが済んだら応募者に店舗について次のようなことを説明をします。
②業種(ヘルス、オナクラ、エステ)
③お店のコンセプト(イメクラ、人妻、巨乳etc)
④料金形態(お客様が支払うお金について)
⑤基本プレイ、無料オプション、有料オプションについて
風俗の仕事が初めての応募者には上記に加えて「風俗とは何か?」という事も説明致します。
うっかりしていると一方的に話しがちな項目なので、応募者からの質問にもしっかり答える時間を作るように心がけましょう。
この項目で一番気をつけなければいけないのは風俗経験がある応募者にも説明を怠らない事です。
お仕事の経験が1日だろうが10年だろうが「経験者」と呼べてしまいますし、経験値や知識も人それぞれです。「風俗経験が長いからなんでも知っている!」という訳でもありません。
風俗歴が長い女性から入店数ヵ月後に「素股ってどうやるんですか?」って聞かれた事も実際にあります。
また「基本プレイ」はお店によって違うのでうっかり説明を飛ばしてしまうと、採用後に「え?これ基本プレイなんですか?じゃあ入店は辞めておきます」という事態になる事も珍しくはありません。
このように「経験者だから大丈夫だろう」という思い込みは応募者のためにならないので、しっかり確認するように当グループでは面接官に落とし込んでいます。
■報酬の説明・合否
いよいよ面接も大詰めです。
★報酬、各種ボーナスの説明★
風俗店で働く女の子はお店と”業務委託契約”を結び、個人事業主としてお仕事をします。
そのためお店から渡すお金は給料ではなく、厳密には報酬と呼びます。(給料は会社と雇用関係を結んでいる従業員に支払う賃金のことを指します)
つまりアルバイトのように「時給換算」でお金が貰える訳ではなく「仕事があれば報酬が発生する」という事になりますので、経験の有無に限らず知らない女の子にはアルバイトとの違いをかならず説明する必要があります。
そのような説明が済んだらいよいよ「報酬」の説明です。
②有料オプションのバック
③各種ボーナス(入店祝金など)
④雑費(引かれモノ)
「お金」の話になりますのでキチンと偽りなく説明します。
特に「入店祝金、保証」は求人広告に大きく掲げている事もあり、大半の女性が気にしていますのではぐらかさずにしっかり説明するよう、面接官に指導しています。
【入店祝金】
→女性が入店した際に支払うボーナス
【保証】
→仕事がつかなかったり、
報酬がある一定の金額に達しなかった場合に支払われるお金
この時、応募者が実際に勤務できる時間で報酬額をシュミレーションしてあげると、より明確な「稼ぎ」のイメージ(目標達成に必要な勤務日数や時間など)を伝えることができます。面接官にはここまでやるよう徹底しています。
また、応募者によっては「バックの交渉」を持ちかけてくる方もいますのでその際は「出勤日数・勤務時間・成績」などの条件指定をし、店長を交えて相談する場合もあります。
★合否★
「採用・不採用」の基準に関しては企業秘密になるのでお話しできませんが、共通して言えるのは「いい加減な判断をしてはいけない」という事です。
特に「不採用」の通達は言葉・表情ひとつ間違えるだけで応募者の尊厳を傷つける結果となってしまいますので、細心の注意を払うように指導しています。
採用に関してもしっかりと「採用する理由」など熱意を伝える必要があります。
熱意のない採用は応募者の印象に残らず、入店したとしてもその後の定着率に影響してきます。
「年齢や容姿がコンセプトに合わないから不採用です」
「容姿も態度も別に悪くないし、採用でいっか」
面接官がこのようないい加減な合否の判断をしないよう、日々教育している最中です。
(企業秘密な部分が多く、内容が短くなり申し訳御座いません!)
■後書き
ざっくりですが、シンデレラFCグループで行っているキャスト面接についてお話しさせていただきました。いかがでしたか?
少しでもご参考になれば幸いです。
もっと詳しく知りたい!という方は、応募をご検討頂けると嬉しいです(笑)
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。