先月の11月5日、グーグル検索ランキングのアルゴリズムに、Mobile First Indexが実装されることが公式にアナウンスされました。
サイトの作りによっては大きなランキング変動が予想されるこのアルゴリズム変更に、SEOに携わる人なら少なからず期待や不安を抱いているのではないでしょうか。
今回は、そんなMobile First Indexについてお話したいと思います。
Mobile First Indexとは
Mobile First Indexとは、スマホ(モバイル)用ページのコンテンツを優先して評価し、順位決定をするランキングシステムです。
Mobile First Index以前は、PC用ページのコンテンツの評価がそのままスマホの検索結果にも反映されていました。
それが、これから実装されるMobile First Indexにより、評価対象ページが入れ替わる事になります。
さらに順位決定に使われるだけでなく、パンくずリストなどの構造化データの理解、ディスクリプションなどのスニペットもスマホ用ページの内容が反映されます。
Mobile First Index導入の経緯
グーグルのウェブマスター向け公式ブログによると、今やグーグル検索を行うほとんどのユーザーがモバイル端末だそうです。
実際に自社サイトの端末別アクセスをみても、スマホからのアクセスが大半を占めています。
そんな現状ならば「スマホ向けページを軸に順位決定をするべき」となるのは当然の流れですね。
多数派であるスマホユーザーが満足できる検索結果を返す為のアップデートなのです。
Mobile First Indexの現状
2016年12月現在、Mobile First Indexの完全実装に向けて小規模な実験を行っている模様です。
現にgoogle.co.jpでも、一部のサイトではスマホ用ページのスニペットが反映されているらしいです。
Mobile First Indexへの対策
グーグル公式サイトやグーグル社員のツイート、有力なSEO情報サイトで見られるMobile First Indexへの対策です。
構造化データのマークアップはそのページの評価に影響しますので、これまではPC用ページだけに記述していた場合はスマホ用ページにも記述する必要があります。
canonicalやalternateなどURL正規化の為のタグは、これまで通りの使い方で問題ない様です。
PC用とスマホ用のページで情報量の差が極端にある場合、Mobile First Index実装後に順位が下落する恐れがあります。
大きなアルゴリズム変更なので、他にも様々な疑問が湧いてくると思います。
そんな時はグーグルのウェブマスターヘルプフォーラムで質問するといいでしょう。
未経験OK!本社SEOスタッフ大募集!
シンデレラFCグループの企画・マーケティング部では、日々たくさんのサイト(お店・求人・動画・広告媒体など)の検索エンジン対策を行っています。
これらのサイトが成果を上げる為に、どの様にアクセスを集めるか考え施策していきます。
検索エンジン対策のみならず、アクセス解析やウェブマーケティング全般に携われる職場です。
未経験の方でも大歓迎!