チャオ!
「横浜シンデレラ」に所属しております、ケンゾー(78)です。
スタンド名はドラゴンズ・ドリームです。
今回も不肖ケンゾーの人間交差点を拙文ながらお伝えしたいと思います。
前回までのあらすじはコチラアアァァ!!
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面接はあのモアーズにて行いました。
私の当時の仕事を慮(おもんぱか)って頂き、時間も場所も融通を利かせて頂いた上でのモアーズでした。
どうしてもこういった業界である以上、諸先輩方も書かれていることですが最初は不安なものです。
かくいう私もそうでした。
「変な事務所連れて行かれたらどうしよう…」
「生きて帰ってこれるのか…」
そんな思いが過(よぎ)らなかったと言えば嘘になります。
しかしモアーズの喫茶店で行なってくれる、しかも時間も自分に合わせてくれるということを聞き、少し先入観との違うことを感じ始めました。
「緊張しなくていいからね…」
総務Kさんは柔和な表情を浮かべたながら発したこの一言から面接は始まりました。
ゆっくりと、ただしっかりした口調で一つ一つ質問をしていくKさん。
「どうしてこの会社に応募しようと思いましたか?」
「どんな風に働いていきたいですか?」
と、目を見てお話させて頂く時間が流れていました。
それはまるで一枚一枚ドレスを脱がされる様な・・・そんな時間でした。
でも不思議と嫌ではありませんでした。
Kさ…、いや!この会社にならさらけ出した自分を預けられるのではないか!
信じて一緒にやっていけるのではないか!
そんな思いが確信に変わるのに時間は要りませんでした。
私はこれを話して大丈夫かな…と懸念していた案件をKさんに尋ねました。
前職の引き継ぎの兼ね合いもあり、約二ヶ月初出勤を待って頂くこと、家族がいるため横浜市内で勤務がしたいこと、それをお伝えするとKさんは快諾(かいだく)して下さいました。
面接が終わる頃、この会社で働こうと既に私の心は決まっていました。
そして翌日、Kさんから改めて連絡があり採用通知を頂きました。
本当に感謝に尽きると、この文章を書きながら改めて思います。
ただその二ヶ月後、迎える初出勤が激動の一日になろうとはまだ知る由もなかったのです・・・
~落花流水の3rd Seasonへ続く~