目標を「管理」すること

今年も例年と同様、社員全員に対し、各自「目標設定」をする様、会社より指示があった。

 SEO(検索エンジン対策)を担当している私は、グループ関連サイトすべてが、昨日より1位でも底上げされることを“日々の目標”としており、「今年の」といった年単位での目標を求められると、毎年のことながら思わず考え込んでしまう。

 ところで古今東西、さまざまな人生の成功者達が「目標設定」の重要性を説いており、例えば有名どころでは、ワタミやソフトバンク、楽天等の社長がそれを本に書いている。
 その内容で特に共通するのが、目標に「期限」を設けることであり、例えばワタミの社長は、

「夢に期限を!」と主張し、

ソフトバンクの社長は

「人生を引き算と割り算で考えている」と言う。

 また、当シンデレラグループの創設者が、一昨年の忘年会において

「目標を立てたら、定期的にその進捗状況をチェックするように!」と述べておられた。

 すべては同じことを言っているのだろう。
つまり、目標は設定しただけではなく「管理」しなければ意味がないのだ、と。

 これをするかしないかが、おそらく、成功者と凡人の違いなのではないか。
思えば私も、今まで様々な目標を抱いてきた。しかし、そのほとんどがいずれ忘れ去られるか、もしくは達成しても既に賞味期限切れであった。
その原因が目標に「期限」を設けて「管理」しなかったことにあったのだと、今になってつくづく思う。「いつか〜したい」「いつか〜になりたい」では永久に「いつか」で終ってしまうのだ。

 話を私の「目標設定」に戻すと、「日々、昨日よりも全体の順位の底上を図ること」自体は、地に足が付いていて悪くはないと思っている。これは、あのイチローが

「次の目標は次のヒットを打つこと」

と述べていたことに影響されているのだが、一方で、彼は日本球界時代、既にメジャーリーグを目標に置いていたことは有名な話である。

 そこで、私にとっての「メジャーリーグ」は何であるかを、今回の「目標設定」を機会に考えてみた。そして一応それなりの結論も出た。
イチローがメジャーへ行く直前までそれを口に出さなかったことを真似して、その具体的内容をここではあえて書かないことにする。

 もちろん今回は期限を忘れずに設定した。「2013年の末まで」である。

 すると自ずと、「今年の目標」も見えてきた。

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