赤信号を回避せよ

このオレ様に指図しようなど十年早いゾ!
 
最近のよく口にする独り言です、カーナビ相手の…。
チェスの世界ではもはや人間を超えるプログラムが存在するようですが、カーナビのプログラムはまだまだ私の足元にすら及びません。最近はドライバー業務は殆んど行っておりませんが、元々はアルバイトのドライバースタッフとして入店し、最初の数カ月間はドライバー業務を専門に行っておりました。
 
当時はそれなりに優秀なドライバースタッフだったのではないかと自負しているのですが、私が何故「速い(速かった)」のか、その秘密をこの場を借りて初めて明かしてみることにします(軽い自慢話です!)。
 
実はこの私、一度でも停止した信号はその特性をすべて記憶しているのです。
タイミング、時間、他の信号との連関、すべてアタマに入っていました。走るのは渋滞のない深夜帯がメインです。「速さの違いは信号との相性」、これにすぐ気が付いた私は如何に赤信号によるロスをなくすか、まずはそれを考えたわけです。
 
「この信号で停止するときは、一番左に車線を移して下さい。直進すると二つ先の信号でまた停止するハメになりますから、ここを左折して最初の路地を右折して…」なんてことを新人ドライバーに教えていたら、三日で辞めてしまいました。
 
 今にして思えばやり過ぎだったかなと反省もしているのですが、私としては「速く走ること≠アクセルを強く踏むこと」を教えたかっただけなのです…。A→B→CとA→D→C、前者の方が距離は短いが信号の数は後者の方が少ない、ナビは前者を指示しても私は後者を選択する、冒頭の独り言はそんなときに出るわけです。
 
さて、嘗て他人より3分速く目的地に到達することに生きがいを見出していたそんな私は今、品川ラズベリーで責任者を勤めさせていただいていたりもするわけですが、受付業務を任されるようになってからも私の「要領」は上の例に同じです。
 
人間の特性を知ることは、信号機のそれを知るほど容易ではありませんが、一度それを理解してしまえば「道順」は自ずと見えてきます。マニュアルはA→B→Cを教えても場合によってはA→D→CやA→E→Cを選択する方が効率や成果が上がる可能性が高くなります。お客様との電話対応も女子面接もそう、相手の特性を瞬時に判断して正しい道順を見出していかなくて何一つの成果を生むこともできません。
 
が、しかし、事はそう単純でもないと気が付いたのは恥ずかしながら最近のことです。例えばこういう話です。私がA→D→Cで成功したからと言って、スタッフのKさんにそれを教えて同じようにやらせてみてもまるで上手くいかない。が、A→E→Cでやらせてみたら何故か上手くいってしまう。つまり、それを実践する主体の(特性の)差異によっても正しい道順は様々である、と。今の私が独りでクルマを走らせていた当時の気楽さとは、もはや縁遠い場所にいると実感するのはマサにそんなとき、まだまだ未熟だなあと反省する毎日です。まあ、手前勝手な自慢話をする人間の哀れな末路と言うか…。
 
ともあれ、これをご覧の皆様方はストップウォッチをご持参下さい。私が指定した秒数の後に信号が赤から青に変わる、そんな珍しい芸をいつでも披露してあげますよ!

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