「偶然」という名の「必然」

どうも、メディアプロモーションの横尾です。
 
「この世に偶然などない、すべて必然だ」とよく、いろんな分野の成功を収めた人たちが言います。はたして、本当に偶然などないのでしょうか?
 
 たとえばいま僕がここにいて、あなたがそこにいて、僕の書いた文章を読んでいます。これは偶然なのでしょうか、それとも必然なのでしょうか?
 
 最近、ある偶然の出来事が、すべては必然なのではないかと思わせてくれました。本当つまらないことなので、僕と同じ経験をしてもまったくそう感じない人もいるでしょうし、「あんた、ちょっとおかしいよ」くらいに感じる人もいるのではないかと思います。
 
 なんていうか、最近人生でいろいろありました。そんなオーバーなものではないのかもしれませんが、突如いろんな変化が僕の周りで起きて、いろいろと考えることがありました。そのすべてがあるひとつの答えに、僕を導いているような気すらしました。
 
 でも、「きっと偶然だよな……」で済ませようとしている自分がいたのです。
 
 しかし、ある日のことです。スーパーで晩飯、その他諸々を買い、レジで清算しようとポケットから小銭を取り出しました。レジに表示された額は874円。ポケットから取り出した小銭も、ちょうど874円でした。
 
 思わずにやける僕。「これって偶然だよね……?」と一瞬思ったあと、この「偶然」が僕に最近僕の周りで起きていた偶然と思われていた出来事を、「偶然じゃなくて、必然だよ?」と教えてくれているようでした。
 
 そうほぼ確信しかけた僕に、またしても胡散臭いくらいの「偶然」が6日後におとずれます。
 
 またしても、スーパーにてまったく同じシチュエーションでした。今度は、869円。ポケットから小銭を取り出した僕は、「まさか2回目はないよな」と思いつつ、金額を数えました。
 
 にやけすぎでレジのお兄さんも、さぞかし気持ち悪がっていたことでしょう。でも、しょうがないんです。だって、またしても、ちょうどなんです。ちょうど869円なんです!
 
「だから、偶然じゃないって教えてやってるんだろうが、ボケ!」。そう言われている気がしました。
 
 普通に考えれば、妙な偶然が短期間に続いただけなのしれません。でも、僕にとっては偶然じゃなかった。
 
 思い返せば、偶然としか思えないことに人生をゆだねてきたような気がします。偶然なにかをその瞬間に知った、あるいは誰かと出会った。それがまた別のときであったなら、そうはならなかったかもしれません。でも僕はいま、ここに立ってます。
 
 はたして、それは偶然だったのでしょうか?
 
 あなたはいま、僕の書いたこの文章を偶然読み、偶然なにかを感じるかもしれません。あるいは、偶然なにかを感じないかもしれません。
 
 偶然なにかを感じたあなたにとってはそれが必然。感じなかったあなたにとってもそれが必然。感じてしまったあなたは、シンデレラFCグループで一緒に(以下省略)。

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