「幸せ」のカタチ

まいどおなじみのWeb事業部/制作部セクションチーフです。
 
今回のお題も、まぁとりとめのないタイトルです。
「幸せ」のカタチについてです。
「幸せ」のカタチは人それぞれなので、まぁとりあえず”普遍的”な「幸せ」のカタチについて一筆。
 
先日の夜、久し振りに散歩をしました。
自宅の近所には川がありまして、週末に川べりを歩くのが、私にとってはちょっとしたステータスだったりします。
その日は珍しく、川沿いの柵に手をかけて、川岸をのぞき込むように見ている人が何人かいました。
ちょっと気になって、暗い川岸に目をやると、ポゥと黄緑の光点が明滅しています・・・
 
そうです。うちの近所の川にはホタルがいるんです。わーい♪
私の住んでいる地域では、もう2年くらい前からこの季節になると、ホタルを鑑賞することができるようになってきました。
 
ぼんやりと、そのか細い光を見ていると、一組の老夫婦が声をかけてきました。
「ホタルですよ! ホタル!」
 
嬉しそうにニコニコしながら声をかけてきた老夫婦に、こちらも嬉しくなってこう応えました。
「この川の上流にはカワニナがいるんですよ。だからホタルが戻ってきたんですね♪」
「カワニナ?」と旦那さんの方が問いかけてきました。
それに応えるように奥さんの方が、「あーカワニナって、ホタルの餌よ!餌♪」と、やっぱり嬉しいそうに話しかけます。
 
カワニナというのは、タニシを小さくしたような細長い巻貝のことで、ホタルの幼虫の餌としてよく知られています。
 
その後少し話してから、その老夫婦と別れました。
たあいのない会話でしたが、なんだか気持が温かくなっていました。
儚く綺麗な命を目にして、そのちょっとした感動を共有できたことに嬉しさを覚えたのです。
 
同じ時代に生きている他人と感動を共有できること・・・これは、一つの「幸せ」のカタチだと、私は考えています。
それは、どんなに時が流れても変わらない”普遍的”ものであると思います。
もちろん文化の違いにより、感動の観点は変わってきますが・・・
 
「感動を共有」できるところには人が集まります。
競技場やコンサート会場、美術館、映画館などがデカイのは、至極当然のことです。
それは遠くローマの時代、或いはそれより前から”普遍的”なことだったと思います。
WEBにしたって同じです。
「感動を共有」できるサイトには人が集まり、巨大サイトと化します。
 
WEB技術は、この「感動の共有」を実現するのに適したメディアです。
「ニコニコ動画」は「感動」をストレート且つ直観的に「共有」する”「幸せ」のカタチ”だと思います。
でも・・・「ニコ動」は、あまり儲かってはいないようですが・・・
これはお金を落とす仕組みが緩かったという話で、IT技術が問題ではなく、マーケティングの問題だったりします。
 
ここで私たちWEBに携わる人間が忘れてはならないコトは、WEB若しくはIT技術は、あくまでも「手段」でしかないということです。
ITだから、優れた技術だから「感動」するのではなく、
その技術を使って”何か”が実現できてはじめて、人は「感動」するわけです。
 
「幸せ」のカタチを実現できないIT技術など、長続きはしません。
その技術は「普遍」足りえないと私は考えています。
まぁ、技術は進化し続けるものだから、「普遍」である必要はないのかもしれませんが・・・
 
以上、
「ITは手段でしかなく、感動やお金が手に入る”お手軽な技術”ではありません」というお話でした。
 

スタッフブログ最新記事

タグ

スタッフブログ最新記事

月別 アーカイブ

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

教育官ブログ
\風俗業界時評/シン・コラム
英語スタッフブログ!