■ロングテールで思ったこと。
はてブはネット上の人気分布をそのまま反映したもので、その分布としてロングテールになるわけだが、テールの方は普通に埋もれている。hot entryは良質なテールを抽出するわけではない、と思う。
情報認知の加速度が上がったのは確か。googleの検索、クリック履歴を集計すると同じような人気分布になるんじゃないかと思う。
アマゾンのロングテールは、たまーに売れる本の売り上げを取りこぼしなく集めていったら大きな塊になっていたというもの。
ロングテールで激しく儲かったという「出版社」を聞いたことがない。(知らないだけだったら教えてください)\n
アマゾンのテールとして売れた1冊は「みんなに価値がなかったもの」だが、「買った一人の人には価値があった可能性が高い」
その一人がイノベーションを作るかもしれない。しかし、これはgoogle的概念では無価値とされている。(というかサンプリングの範囲外)
この概念は就職活動で高学歴の人ほど合格する可能性が高いというのと同じ概念。人事担当者の時間は有限なので、何かのカテゴリに依存することでざっくりと確度の高い情報を抽出しましょうというもの。googleの場合は被リンク数であり、hot entryの場合はブックマーク数がそれにあたる。
重要なのは、ロングテールのテールを発掘する技術は誰も考えついていない、というか無理っぽくね?と。(間違ってたら教えて!!)、例えばアマゾンのロングテールとは技術的には全文検索エンジンを使うユーザー行動に支えられている概念に過ぎない。(ビジネス的には、その検索クエリに応えられる商品 DBと流通体制を整えたところが重要なんだけど)